P0620100

通信方式

Communication Systems 1

開講部

システム工学部

開講学科

電子情報システム学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授間野一則この授業の2012年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

情報を具体的に伝送する場合には、情報を信号として取り扱うことになる。そのための変調・復調の基礎理論を理解する。具体的には通信システムおける信号波の解析、アナログ変調・復調、ディジタル変調・復調について解説する。

授業内容

1 はじめに:通信方式とは、基本的事項、ディジタル通信の歴史とその構成
2 信号解析の基礎
2.1 フーリエ級数・フーリエ変換,スペクトル、自己相関関数、畳み込み積分、
2.2 確率過程と確率密度関数、狭帯域信号および狭帯域雑音、誤差関数
3 波形伝送と変調方式の理論
3.1 基底帯域波形伝送の理論(サンプリング、標本化定理など)、ベースバンド通信方式
3.2 振幅変調方式
3.3 周波数変調方式、位相変調方式
4 ディジタル有線通信方式
4.1 パルス符号変調方式:標本化、圧縮・伸長、PCM伝送・中継
4.2 差分PCM方式、デルタ変調・適応デルタ変調、シグマデルタ変調ほか
4.3 光ファイバ通信方式
5 ディジタル無線通信方式
5.1 OOK, PSK, FSK, QAM方式、ほか
5.2 周波数拡散通信方式
5.3 直交周波数分割多重通信方式、CDMA方式
5.4 MIMO無線通信方式、等化器
6 多重化方式と伝送制御手順
7 期末試験

評価方法

レポートと期末試験成績の総合評価。

教科書

「ディジタル通信」岩波保則著(コロナ社)2007。また、必要に応じて資料配布。参考書:「通信方式入門」宮内一洋著(コロナ社)1991、「基礎通信工学 第2版」福田明著(森北出版)2007、「ディジタル通信理論入門」宮内一洋、若林勇著(コロナ社)2005等。

備考

関連科目:情報通信基礎を履修していることが望ましい。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:52:39 JST 2013