P0490900

オートマトンと言語理論

Automata and Formal Languages

開講部

システム工学部

開講学科

電子情報システム学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師若木利子この授業の2012年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

言語理論は情報科学の分野で難解な科目として評価が定まっている。しかしながら、水準の高い情報処理技術者として長くその生命を保とうとするなら、言語理論は避けて通ることのできない科目である。言語理論は、直接的には言語の設計やコンパイラの設計にその用途がある。本講義では、コンパイラ作成に関連のある正則言語と有限オートマトン、文脈自由言語とプツシュダウン・オートマトンを中心に解説をする。

授業内容

1.形式言語と自然言語,言語の諸特性(字句,構文,意味)
2.言語の表現,アルファベット
3.句構造文法と句構造言語(文,文形式)
4.BNF記法,句構造言語設計に関する演習
5.文法の型と言語のクラス,Chomsky階層
6.文脈自由文法と導出木,曖昧な文脈自由文法,本質的に曖昧な文脈自由言語
7.文脈自由文法に関する演習
8.オートマトンのクラスと受理する言語のクラス
9.有限オートマトンと受理言語
10.決定性と非決定性オートマトン,有限オートマトンの演習
11. 有限オートマトンと正規文法(正則文法)
12. 正規表現(正則表現)と有限オートマトン
13. プッシュダウン・オートマトンと受理する言語
14. プッシュダウン・オートマトンと文脈自由言語
15. 文脈自由言語に対する反復補題(uvwxy定理), プッシュダウン・オートマトンの演習

評価方法

期末試験や少テストで評価する。

教科書

「オートマトン・言語理論」富田悦次 / 横森 貴 共著(森北出版)
     必要に応じプリントを配布する。

備考

履修前に修得を希望する科目:離散数学

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:52:47 JST 2013