1学年で学んだ材料力学Iでは、構造物に力や変形が加わった時の挙動に関する基礎的な性格について学びました。この際に扱ったモデルには、材料力学の挙動を理解しやすいように、最小限の単純モデルが用いられました。実際に使用されている機械構造物は、いくつかの基本的な挙動の複合されたものであったり、対象の構造物が複雑な形状であったりします。ここでは、実際の構造物により近い対象物に関する材料力学的な 挙動を勉強します。単に公式を記憶するのではなく、できるかぎり演習を増やして問題への取り組み方を身に着けていただく。材料力学を数式での理解ではなく、図式での理解を深め、有限要素法などの構造解析での考え方への基本的アプローチを理解することを目的とする。
1 ガイダンスと基礎的な事項の確認
2 ねじり:概論
3 ねじり:軸の強度、コイルバネ
4 ねじり:軸の強度、コイルバネ
5 曲げ:概論‥たわみ、たわみ角、曲げモーメント、せん断力、分布荷重の関係
6 曲げ:SFD,BMD
7 曲げ:SFD,BMD
8 曲げ:不静定問題 ‥力・モーメントのバランス+たわみ・たわみ角
9 曲げ:不静定問題 ‥力・モーメントのバランス+たわみ・たわみ角
10 曲げ:重ね合わせの原理
11 曲げ:ひずみエネルギー法など
12 曲げ:ひずみエネルギー法など
13〜14 組合せ応力
15 期末試験
(注)受講生の理解の進捗状況により、13,14 は省略する場合がある。また、講義のスケジュール・講義数はカレンダーの組合せで変更する場合がある。