近年の機械システムを考える時に欠かすことの出来ないメカトロニクス技術の基礎を学ぶ。具体的にはモータの位置決め制御を題材として、これに必要となるメカニカル機構、電気・電子回路の基礎を学ぶと共に、実際のメカトロニクス機器に応用されている制御手法等を紹介する。
メカトロニクスとはメカニカル(またはメカニズム)とエレクトロニクスの2つの言葉を足して日本で作られた造語であるが、現在では世界中で通用する。その意味するところは、機械を動かすのに電気・電子またはコンピュータの力をいかに応用するかである。機械のもつメカニカルパワーをいかにして最大限まで出すことができるかの手法について基礎を学ぶ。