R0305500

建設環境論

Planning Systems for Eco-Engineering

開講部

システム工学部

開講学科

環境システム学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授松下潤この授業の2012年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

 この授業では、公共セクターや民間セクターが行う各種の建設事業を扱い、近年の建設環境の事業化に関する計画手法や事業化手法について実践的に学修することを目的とします。
 このため、最近のモデル事例を取り上げ、実際の建設環境の事業の仕組みや成立条件について講義します。また、課題図書購読に基づいた自主的な研究も一部取り入れ、特に[水・ごみ・エネルギー]分野における環境の事業化手法や成立条件について学修を深めることとします。

授業内容

講義の構成
 1.ガイダンス
 2.建設環境総論
 3.環境共生住宅・環境共生都市分野
  (1) 行政における環境の事業化(武蔵野市の地域交通計画)
  (2) 住宅開発における環境の事業化(参加型地域管理システム計画)
  (3) 都市開発や再開発事業における環境の事業化(都市再生機構のモデル事例)
  (4) 環境共生住宅モデル事例(環境共生住宅協議会)
  (5) 環境共生住宅モデル事例(東京ガスの新エネルギー事例)
 4.自主研究
  課題図書に基づく自主研究(1)−課題図書の概説・チーム編成
  課題図書に基づく自主研究(2)−図書購読,事例分析作業
  課題図書に基づく自主研究(3)−レポート作成
  課題図書に基づく自主研究(4)−プレゼンテーション
 5.新社会資本分野
  (1) 建設産業と環境の事業化(バイオマス再資源化,土壌汚染)
  (2) 総合商社と環境の事業化(水道事業民営化)
  (3) 建設コンサルタントと環境の事業化(多自然工法,市民との合意形成)

評価方法

自主研究の成果とレポート課題の総合的評価(80%)に出席点を加味(20%)します。

教科書

プリントを適宜配布します。課題図書(新書本)として、高橋裕著「都市と水」,寄本勝美著「ゴミとリサイクル」,三橋規宏著「環境再生と日本経済」のいずれかを使います。

備考

本科目は、履修ガイド図中の[環境エリア7科目]に該当します。合せて「環境政策・建設環境演習」を受講することが望ましい。

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合90%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:53:30 JST 2013