R0430100

都市住宅論

Urban Housing Theory

開講部

システム工学部

開講学科

環境システム学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授篠崎道彦この授業の2008年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

 わが国の都市居住の空間や住宅市街地の環境は,安全で経済的に恵まれ,優れた技術をもった社会と見合ったものであると言えるだろうか。都市住宅の問題は学際的であると同時に総合的な検討課題であり,様々な専門分野に関わっている。
 講義では,都市居住を考えるうえでのいくつかの考え方の切り口や居住空間がもつ社会的役割等にふれながら,実例を交え、新しい空間像について解説する。

授業内容

1. 新しい都市居住の空間:都市居住の現況,住宅市街地の類型,居住環境、都市住宅の特徴と課題
2. 欧米の住宅地:都市集住の諸類型-パリ,ベルリン,アムステルダム,ニューヨーク等を例に
3. 日本の住宅地:明治から現代に至る都市住宅地の形成と計画住宅地の諸形態
4. 都市人口と住宅需給構造:大都市圏の人口と都市域の変化,人口動態と住宅需要予測
5. 課題 1(都市の人口変動調査)
6. 都市の居住者像:住生活の共同化,家族、ライフスタイル,大都市と地方都市、高齢者福祉
7. 住宅の供給方式:日本の住宅政策,公共住宅の計画,新しい住宅供給方式
8. 集合住宅の管理:専門空間と共用空間,区分所有法,管理組合,集合住宅の建替え
9. 都市住宅の住戸計画:都市住宅の形,集合住宅と住戸計画,都市住宅の住戸性能
10. 都市住宅の住棟計画:住棟の形態,アクセス方式,配置計画,外部空間。住環境の形成
11. 課題 2(集合住宅のプラン分析)
12. 住宅街区の開発:先進事例に見る都市住宅地の計画手法,住宅地の都市デザイン
13. 住宅街区の再編:密集住宅市街地の環境問題,住環境整備の手法,良好なストックの形成
14. 住宅地の更新:公団住宅の建替えよる新しい都市住宅づくりの実際,コンバージョン
15. 期末試験

評価方法

課題レポート(2回)と学期末試験により評価する。

教科書

授業中に参考図書を紹介する。

備考


環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合30%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:51:31 JST 2012