1.緑地計画の命題「自然環境とは何か」について考える(主体—環境系)
2.緑地計画のための生態学的方法論
3.システムとして機能する生態系(生物主体—環境系)
4.地球生態系における物質循環と深刻な地球環境問題
5.植生概念
6.緑地保全の各手法と生態学的根拠(極相林の維持機構と厳正保護手法・遷移の途中相に出現する生物生態とその保護手法・里山や水田環境における持続的土地利用とその保全手法・生物多様性創出のための地域固有生態系創出手法)
7.自然保護の歴史的な流れ —自然環境の把握と評価における問題点—
8.最新の自然保護理念(生態系保全・生物多様性の保全・系統学的異種の導入防止・大型生物の個体群縮小阻止)
とその方法(「原生自然環境保全地域」「生物圏保護区」「RDB(レッドデータブック)」「世界遺産」)
9.景観生態学(1) 複合生態系の土地的空間構造に関する理論 —緑地の大きさ、形状、コリドー、エコトーンとその配置—
10.景観生態学(2) 人間主体環境系の内部構造と歴史的展開 —水田環境・里山の保全とその方法、エッジ種とその保全—
11.景観生態学(3) 緑地空間創出のための理念と技術 —ビオトープ調査とビオトープネットワーク—