R0650400

建築構造解析

Analysis of Structural Systems

開講部

システム工学部

開講学科

環境システム学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師高山正春この授業の2012年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

建築物は自重と積載物の荷重、地震や風等の外力に対して安全で快適な空間を提供するよう設計されなければならない。そのためには荷重や外力が作用した時に建築物がどのような挙動を示すのかを把握する必要が生じる。挙動把握のためには構造解析が重要な手段となる。構造解析にはコンピュータが用いられるが、建築物のモデル化、解析結果の評価にあたっては解析の基礎となる力学の原理と力の流れを体得することが重要となる。授業では実際の建物をイメージしながら、力学の基礎知識を学び、部材断面や骨組み形状の違いが挙動にどう影響するかを定性的に理解できることを目的とする。毎回の授業ごとに演習問題で理解度を確認する。

授業内容

0.建築物と構造解析 :建築物に作用する荷重と外力、解析のいろいろ
1.力の釣合 :力、力の合成と分解、力の釣合
2.構造物      :支点と節点、荷重、反力、安定、静定
3.静定構造物の応力 :応力、単純梁、片持梁、静定ラーメン、静定トラス
4.部材の性質と応力度:構造材料の力学的性質、断面の性質
5.部材の変形と応力 :静定梁の変形、モールの定理、仮想仕事

6.不静定構造物   :不静定梁、不静定構造物

評価方法

小テスト30%(いづれかの授業で2回実施)、学期末テスト70%で評価する

教科書

基本シリーズ「建築構造力学入門」(実教出版)

備考


環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:51:38 JST 2012