P0280400

システム制御

Control Systems

開講部

システム工学部

開講学科

電子情報システム学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授渡部英二この授業の2008年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

各種の機械や装置を自動制御するために必要な基礎知識を中心に学習する。特に、古典制御理論について詳述し、 主に周波数領域での制御系の取り扱いに焦点を当てる。 具体的には、 まず制御系の動特性の表現法を説明し、 制御系における信号の伝達と伝達関数について説明する。 また、 フィードバック制御系の基礎的な考え方を示し、 周波数領域での取り扱いについて詳説する。 さらに、 制御系の安定性と過渡応答について論じた後、 特性補償の方法を解説する。

授業内容

 1.自動制御の概要
 2.ブロック線図の構成要素
 3.ブロック線図の等価変換
 4.ラプラス変換とラプラス逆変換
 5.伝達関数とラプラス変換
 6.フィードバック制御系のブロック線図
 7.フィードバック制御系の定常特性
 8.フィードバック制御系の過度特性  
 9.周波数応答と伝達関数
10.周波数応答の表現方法 (ベクトル軌跡、ボード線図)
11.ナイキストの安定判別法
12.共振値と過渡特性
13.フィードバック制御系の特性補償の考え方
14.遅れ補償、 進み補償
15.期末試験

評価方法

レポート、期末試験で評価する。

教科書

教科書:中野道雄他 「制御基礎理論 (古典から現代まで)」 昭晃堂
参考書:小林伸明 「基礎制御工学」 片山徹「フィードバック制御の基礎」朝倉書店

備考

線形代数と微分方程式の基礎がわかっていれば簡単に理解できます。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:51:54 JST 2012