Q0690800

ものづくり工学

Products Originality Engineering

開講部

システム工学部

開講学科

機械制御システム学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授岡村宏この授業の2010年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

21世紀に入り、もの造りの市場での競争力はITの普及により顧客主導型となり、同時に循環型社会への適合により消費浪費型からの脱却とその付加価値の変革が求められている。本講義では、具体的なもの造り体験に直結する基礎的な項目や取組み法とその考え方の習得をめざしている。学内外での学生のもの造り活動に対する参加の経験の効果を倍増させるため、ものづくりの基盤として、実際に企画、計画、設計、製作、実験、稼動、競技のプロセスを行えるための教育支援を目指している。

授業内容

対象は2年生が主体であり、まだ専門知識があまり身についていない。テーマは難しいが極力やさしく、且つ基本的なものの考え方を覚えてもらうことが主眼である。この講座では、より具体的なかつみんなが理解できるものとして、自動車をテーマに据えて、実際の実学をベースとした授業内容とする。学生が実際に活動中の学生フォーミュラーカーのプロジェクトや自動車会社や部品メーカの第一線で活躍されている方々も講師としてお呼びする。ものづくりで元気な自動車産業を題材にすることを通じて、ものづくり一般の考え方、取り組み方を理解してもらうことを狙っている。

1.ガイダンス
2.もの造り工学とは?
3.調査、企画、ビジネスプラン、基本計画、日程管理の考え方
4.学生FSAEでのものづくりについて
5.ものづくり開発の現場におけるCAE
6.製品開発での(部品固有機能の作りこみと)車両チューニング技術
7.サスペンションのチューニングと車の走行機能とフィーリングについて
8.レーシングカーとものづくり
9.新しいディバイスの開発とは?‥機能と制御について
10.疲労・破壊/信頼性・安全設計、安全率の考え/FTA,FMEA
11.材料の基礎と材料選択手法
12.軽量化技術‥基本的なアプローチ、相反する問題の解決
13.ものづくりにおける意匠デザイン
14.加工法を考慮した設計/溶接技術の理論と実際
15.コスト低減はどのように考えるのか?
(注)実務経験の豊富な講師陣もお願いする予定。講義のスケジュール・講義数はカレンダーの組合せで変更する場合がある。

評価方法

出席状況、小テスト、レポートの結果より総合評価する。
(注)3回以上の欠席は要注意。

教科書

授業で適宜配布  参考書:授業で提示する。

備考

習得を希望する科目 製図、材料力学、設計工学など

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:54:09 JST 2013