対象は2年生が主体であり、まだ専門知識があまり身についていない。テーマは難しいが極力やさしく、且つ基本的なものの考え方を覚えてもらうことが主眼である。この講座では、より具体的なかつみんなが理解できるものとして、自動車をテーマに据えて、実際の実学をベースとした授業内容とする。学生が実際に活動中の学生フォーミュラーカーのプロジェクトや自動車会社や部品メーカの第一線で活躍されている方々も講師としてお呼びする。ものづくりで元気な自動車産業を題材にすることを通じて、ものづくり一般の考え方、取り組み方を理解してもらうことを狙っている。
1.ガイダンス
2.もの造り工学とは?
3.調査、企画、ビジネスプラン、基本計画、日程管理の考え方
4.学生FSAEでのものづくりについて
5.ものづくり開発の現場におけるCAE
6.製品開発での(部品固有機能の作りこみと)車両チューニング技術
7.サスペンションのチューニングと車の走行機能とフィーリングについて
8.レーシングカーとものづくり
9.新しいディバイスの開発とは?‥機能と制御について
10.疲労・破壊/信頼性・安全設計、安全率の考え/FTA,FMEA
11.材料の基礎と材料選択手法
12.軽量化技術‥基本的なアプローチ、相反する問題の解決
13.ものづくりにおける意匠デザイン
14.加工法を考慮した設計/溶接技術の理論と実際
15.コスト低減はどのように考えるのか?
(注)実務経験の豊富な講師陣もお願いする予定。講義のスケジュール・講義数はカレンダーの組合せで変更する場合がある。