N0080200

基礎生化学

Fundamental Biochemistry

開講部

システム工学部

開講学科

生命科学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授浦野四郎この授業の2011年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

生命現象を営む生体がどのような成分で構成されているのかについて化学的見地から基礎を学び、体内で起きている諸現象を学習する際に役立つ知識を備える必要がある。ここでは糖、脂質、タンパク質、ビタミンなど生体の重要な成分の化学、生理化学を中心に学び、生命現象が良く理解できるような学力をつける。

授業内容

1.Chap.1  炭水化物の生化学(1)    糖の分類、単糖類の光学異性、ジアステレオマー、環式構造の表現
2.Chap.1  炭水化物の生化学(2)    単糖類の化学的性質、酸アルカリによる化学変化、糖の定性定量
3.Chap.1  炭水化物の生化学(3)    オリゴ糖と多糖類、デンプン、グリコーゲン、デキストランの化学
4.Chap.2  タンパク質の生化学(1)   20種アミノ酸の分類、8種必須アミノ酸、化学構造
5.Chap.2  タンパク質の生化学(2)   アミノ酸の性質、滴定、双極子イオン、等電点、化学反応
6.Chap.2  タンパク質の生化学(3)   ポリペプチド、タンパク質の構造と機能
7.Chap.3  脂質の生化学(1)      脂質の命名と分類、単純脂質、複合脂質ステロイド脂質、脂質の生体中での働き
8.Chap.3  脂質の生化学(2)      脂肪酸の分類、飽和、不飽和脂肪酸、二重結合の位置
9.Chap.4  酵素の生化学(1)      命名、分類、反応の種類
10.Chap.4  酵素の生化学(2)      反応速度、ミカエリスメンテン式、阻害形式
11.Chap.4  酵素の生化学(3)       補酵素の種類と働き
12.Chap.5  ビタミンの生化学(1)    ビタミンの分類、脂溶性ビタミン、欠乏症
13.Chap.5  ビタミンの生化学(2)    ビタミンの分類、水溶性ビタミン、欠乏症
14.Chap.5  ビタミンの生化学(3)    ビタミンの生理作用、補酵素との関連
15.定期試験

評価方法

小テスト20%、期末試験80% で評価する。60%以上を合格とする。

教科書

「生化学」 田宮信雄ら訳 E.E.Conn & P.K.Stumpf(東京化学同人)

備考

生化学といえども化学、特に有機化学が必要であるから、それらの基礎が理解できるように準備する事。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Wed Sep 28 07:20:25 JST 2011