N0110700

免疫学

Immunology

開講部

システム工学部

開講学科

生命科学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

未定

授業の教育目的及び方針

免疫学は疫を免れるという医療の目的の中から出発した学問である。近年さまざまな生物学、特に遺伝子工学や細胞工学などの進歩によって大きな発展を遂げている。同時に単クローン抗体などの免疫学的手段が生物科学全体に大きな影響を与えている。一方、日常のマスコミにおいても、エイズ、臓器移植、自己免疫疾患、アレルギー、ワクチンなどの言葉が登場し、それらの理解に免疫学の基本的な知識が必要となっている。
免疫学は生命工学を履修するものにとり、基礎的な意味においても応用的な意味においても重要な学問である。講義では、免疫学の基本的な概念を理解することを目的として教科書にそって説明する。

授業内容

1. 免疫の概念
2. 免疫担当細胞、リンパ器官とリンパ組織
3. 抗原と抗原性
4. 免疫グロブリンの構造と機能
5. 補体および抗原抗体反応
6. 細胞性免疫およびサイトカイン
7. 免疫遺伝学
8. 小テスト
9. 感染症と免疫
10. 移植免疫、腫瘍免疫
11. 炎症と免疫
12. 免疫反応による組織障害—アレルギー
13. 自己免疫疾患
14. 老化と免疫
15. 期末試験

評価方法

小テスト20%(8回次実施時)、テスト80%(学期末試験時)

教科書

医学・薬学のための免疫学 著者:矢野明彦他 東京化学同人

備考

履修前提科目:生命科学概論、医学概論

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Mar 28 07:58:11 JST 2013