N0320300

物理化学

Physical Chemistry

開講部

システム工学部

開講学科

生命科学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師平野克比古この授業の2011年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

物理化学は化学の基本的原理を取り扱う分野である。物質を対象とする化学において、物質の性質やその構造、そして変化(反応)を体系的に考察する。また物質は原子や分子という微粒子の集合体であることから、巨視的な視点(マクロ)と微視的(ミクロ)な視点の両者が必要になる。したがって、物理化学で取り扱う分野は広くかつ深い。ここでは、主として「化学熱力学」「平衡と反応」「反応速度論」を中心に、「化学反応は何故
起こるか」について考察しながら、物理化学の基本的原理を理解する。

授業内容

1. はじめに     授業全体の概観と授業方針、予定
2. 緒論       化学熱力学の領域と性格
3.          熱力学が必要な理由
4. エネルギー    仕事と熱、熱と温度
5.          エネルギーの保存、
6.          状態関数、熱容量、エンタルピー
7. 中間試験
8. エントロピーと平衡   可逆性と平衡
9.             エントロピー
10. 化学系の平衡     自由エネルギーと化学ポテンシャル
11.            相平衡と化学平衡
12.            完全気体、理想溶液
13. 平衡と反応      反応の速度と平衡
14. 反応速度論
15. 期末試験

評価方法

数回のレポート(30%)と試験(中間と期末、70%)

教科書

E.B.Smith 著,小林、岩崎 訳, 基礎化学熱力学(化学同人)

備考

履修前提科目等:分析化学を履修しておいた方がよい。

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合 5%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:56:26 JST 2012