N0340100

有機化学I

Organic Chemistry 1

開講部

システム工学部

開講学科

生命科学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授小泊満生この授業の2011年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

有機化学の基礎を体系的に講義する。有機化学が生命科学に関連するほとんどの教科を学ぶ上で必須であり、医学、生物学等と密接に関連していることを理解させる。単に分子や反応を暗記するだけでは応用力は身につかない。統一した概念のもとで、原理を理解すると応用ができ、有機化合物の反応性や反応を推測できるゆうにする。 理解を深め、応用力をつけるには演習問題を多く解くことが大切である。そこで、適宜、小テストを行い、理解を深めるようにする。

授業内容

1. 原子の構造と原子の中の電子の分布。原子軌道
2. イオン結合と共有結合、軌道の混成、二重結合、三重結合について解説
3. 酸と塩基の定義、酸と塩基の反応、ルイス酸とルイス塩基
4. 有機酸と有機塩基、酸解離定数 (pKa)、pKaに及ぼす構造の効果
5. 有機化合物の命名法(アルカン、シクロアルカン、ハロゲン化アルキル)
6. 構造の表示法(アルカンの立体配座、シクロヘキサンの立体配座)
7. 中間試験
8. アルケンの構造、安定性および反応性
9. アルケンの反応−カルオカチオンの安定性、求電子付加反応−
10. アルキンの反応−構造と反応性、付加反応−
11. ベンゼンの構造−共鳴混成体、共鳴安定化、非局在化電子)
12. 芳香族性と芳香族求電子置換反応の機構
13. ベンゼンの反応(ニトロ化、ハロゲン化、スルホン化、Friedel-Crafts反応)
14. 置換ベンゼンの反応−反応性および配向性に及ぼす置換器の効果−
15. 期末試験

評価方法

中間試験40%、期末試験60%の割合で評価する。

教科書

ブルース 有機化学概説(化学同人)

備考


環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合15%)

最終更新 : Tue Mar 27 08:23:20 JST 2012