N0395400

生化学II

Biochemistry 2

開講部

システム工学部

開講学科

生命科学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師浦野四郎この授業の2011年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

高等生物は、多細胞よりなり、機能は組織ごとに分業されて全体として、見事に統一されて生命を維持している。これは酵素による調節に加えて、ホルモンや神経系の働き、遺伝情報の制御等によるものである。生命現象を理解する上では、このような高度の生理作用と生化学反応の関連性の知識を持つことが重要である。基礎生化学,生化学1の知識を土台として、どのように情報を受け取り対処するか、信号により反応系はどのように制御されるか、それを生命工学にどのように応用されるかなど、生命現象の神秘を学ぶ。

授業内容

1. 細胞周期 細胞増殖の機構、細胞周期、染色体、アポトーシス
2. 細胞膜と物質透過 膜の構造と物質輸送の機構
3. 遺伝の科学(1) DNAの複製、関連酵素の作用、メセルソンの実験
4. 遺伝の科学(2) 遺伝情報の転写、mRNA
5. 遺伝の科学(3) 暗号解読、翻訳、塩基配列、tRNA
6. 遺伝の科学(4) 蛋白質の合成、移送
7. 酵素の科学 酵素の触媒反応、共同因子、サプユニット
8. 酵素の科学 酵素反応のメカニズム
9. 物質輸送 小分子、大分子の細胞内取り込み細胞外排泄
10. 神経伝達の科学(1) 伝達物質、伝達の機構
11. 神経伝達の科学(2) 伝達機能障害、アルツハイマー痴呆
12. ホルモンの科学 ホルモンの信号伝達機構、分泌機構、HPA軸
13. 免疫の科学 免疫の機構、抗体の構造、抗体産生
14. 遺伝子工学 クローン動植物、幹細胞と再生組織
15. 定期試験

評価方法

期末試験で100%評価する。

教科書

「生化学」 田宮信雄ら訳 E.E.Conn & P.K.Stumpf(東京化学同人)

備考

生化学Iの内容をよく把握している必要がある。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 20 07:56:31 JST 2012