N0610600

機械力学

Dynamics of machinery

開講部

システム工学部

開講学科

生命科学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

垣本映この授業の2010年度のアンケートを参照

授業の教育目的及び方針

本講義では各種機構や機器設計の力学解析、機器設計の基礎を理解し、実際的な具体例を通して基本的な力学解析能力を習得する。例えば、福祉機器として車いすやリフター、ベッドなどがあるが、介助者の負担を軽減するために電動で動作するものがある。ここで具体的に機器を設計する際には、必要な駆動力、トルク(モーメント)またその動作速度などを決定するために、力学的な考察を行う必要がある。この講義ではこの力学的な考察を行うための基礎事項を習得し、機構学や材料力学の学習への予備知識とする。物理未習者にも配慮する。

授業内容

1. ガイダンス(講義内容,カリキュラムの位置付け)
2. 力の表現(力の合成ならびに分解)
3. 力のつりあい
4. 構造物の解析(トラス構造,フレーム構造)
5. 物体の重心
6. 運動を記述するための座標系
7. 運動学(速度,加速度,放物運動,円運動)
8. ニュートンの運動の3法則(慣性の法則,運動方程式,作用反作用)
9. 質点および質点系の力学
10. 慣性モーメント
11. 剛体の力学(剛体の平面運動)
12. 衝突(運動量と力積,角運動量,運動量保存則)
13. 仕事と動力(力学的エネルギー保存則,回転運動の動力)
14. 摩擦
15. 振動(自由振動,減衰振動,強制振動)

評価方法

小テスト50%(いずれかの授業で2回実施)テスト50%(学期末試験時)

教科書

自作のプリントを配布する。以下は参考書「機械力学入門」 堀野正俊 理工学社、「最新機械工学シリーズ2 工業力学(第3版)」青木弘、木谷晋 森北出版、「工学のための力学(上,下)」ベアー,ジョンストン ブレイ図書

備考


環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Wed Sep 28 07:20:46 JST 2011