N0750100

医療福祉設計

Design for Medicine and Rehabilitation

開講部

システム工学部

開講学科

生命科学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

未定

授業の教育目的及び方針

長寿命社会が到来し、高齢者や障害者の医療や介護を行なうためだけでなく、その社会参加を容易にするための医療福祉機器が広く求められようになっている。これらの医療福祉機器の設計を行なう際には、その対象者の特性や能力を把握し、適合した機器を作成すること、また安全性を第一に考慮することが重要である。その他、JIS規格、法制度、知的財産所有権、環境に対する影響についても考慮する必要がある。本授業では主に身体的機能に着目して、医療、福祉用機器、ロボットの設計方法について学習する。

授業内容

1. ガイダンス.車いすの処方について.
2. 重心の計算方法と,車いす,リフト設計への応用
3. 慣性モーメントとトルクの計算方法と車いす設計への応用
4. 車いす駆動時の筋活動について
5. 歩行時の重心移動とZero Moment Pointについて
6. 歩行時の関節モーメントと筋活動について
7. 義足,短下肢装具の設計への応用
8. ユーザーインターフェース設計方法について
9. 安全を考慮した設計の方法について
10. 人体モデルを利用した機器の評価システムについて
11. JIS規格,PL法,薬事法について
12. 知的財産所有権の諸制度,著作権について
13. 特許の読み方,検索の方法
14. 3R (Reduce, Reuse, Recycle) について
15. 手術用ロボット,福祉ロボット設計時に考慮すべき事項

評価方法

提出課題(4回予定)によって評価する.

教科書

参考書 日本義肢装具学会,「まんがバイオメカニクス(義肢装具に役立つ力学入門)」,南江堂

備考


環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合 5%)

最終更新 : Thu Sep 20 07:56:51 JST 2012