K0950400

音環境設計

The Design of Acoustical Environment

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

塩田正純この授業の2009年度のアンケートを参照

授業の概要

快適な音環境を創造するためには、その基本的な音や騒音の基礎的性質を理解し、人間に対する聴覚やその影響を理解することによって、騒音発生のメカニズムや伝搬そしてその防止をすることで可能にすることができる。更に、振動による二次的な音の放射、かすかに聞こえることによって、問題になりやすい低周波数領域の音についても実例を踏まえながら講義を展開する。

達成目標

1.騒音発生のメカニズムを理解し、騒音防止の計画ができること
2.基本的な音の物理的性質を理解し、音響設計の基礎事項を理解すること

授業計画

1.音環境の概論     :音環境の歴史的変遷
2.音・騒音の基礎    :音の物理性質とその単位
3.音の聞こえ      :聴覚、可聴周波数や音の大きさ
4.騒音の発生とその伝搬 :音の発生メカニズムやその発生源と伝搬性状
5.騒音の測定      :測定機器、測定方法および分析方法
6.騒音の評価      :騒音の影響、心理的影響など
7.固体音の発生とその伝搬:固体中の振動からの音放射
8.騒音防止計画     :騒音発生源対策、伝搬防止
9.吸音材料と遮音材料  :音の発生メカニズムにマッチした材料の適用
10.環境振動の基礎    :人体に対する振動影響やその評価方法など
11.低周波音の基礎    :低周波数域での影響やその評価方法など
12.音響計画       :建築空間における音響設計とその評価
13.快適音環境の設計   :地域における快適音環境
14.住環境における音環境設計 : 住空間の音響制御
15.試験

評価方法と基準

講義内容はプリントを用意し、配布するが、参考図書も同時に利用する。特に、OHP等を利用して講義を実施し、理解度の促進を図る。評価は、レポートにて行う。

教科書・参考書

【教科書】授業中に資料配付
【参考書】前川川純一「建築・環境音響学」、(社)日本音響学会編「環境騒音・建築音響の測定」、(社)日本騒音制御工学会編「地域の音環境計画/地域の環境振動」
経済産業省監修「公害防止の技術と法規(騒音編/振動編)」

履修前の準備

*

オフィスアワー

授業後

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合90%)

最終更新 : Sat Apr 03 08:46:29 JST 2010