H0871200

マテリアルデザイン

Material Design

開講部

工学部

開講学科

土木工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
准教授伊代田岳史この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

建設現場で利用される建設材料の要求性能と特性について解説する。中でも「コンクリート」に着目し、コンクリートを構成する材料の製造方法や特性についての講義と簡単な机上実験を行う。次に要求される性能として耐久性能を解説し、コンクリートの配合設計の解説を行い、自分たちで設計を行う。最後に、コストや環境負荷等を考慮した材料と配合設計を実施し、要求性能を満たすためのデザインを行い、本講義をまとめる。

達成目標

1.建設現場で利用される材料の要求性能と特性について理解させる。
2.コンクリートを構成する個々の材料の物理化学的性質について理解させる。
3.コンクリートの要求性能の中でも耐久性についてメカニズムを理解させる。
4.コンクリートの配合設計手法を身につけ、設計できるようにする。
5.コストや環境負荷等を考慮した材料設計を自分たちでできるようにする。

授業計画

1.概論
・建設現場における材料の要求性能とその特性
・性能照査設計への移行
2.コンクリートを構成する材料(1)
・コンクリートの製造方法
・セメント製造方法
3.コンクリートを構成する材料(2)
・セメントの種類とその特性
・骨材・混和材料の特性
4.コンクリートを構成する材料(3)
・セメントの水和反応
・机上における実験
5.コンクリートに要求される性能(1)
・必要な性能
・耐久性(1)
・理解度判定テスト1
6.コンクリートに要求される性能(2)
・耐久性(2)
7.要求性能を満たすコンクリートを作るには
・設計・施工・養生・供用期間の重要項目
8.各種コンクリート(1)
・暑中・寒中コンクリート
・理解度判定テスト2
9.各種コンクリート(2)
・その他コンクリート
10.コンクリート産業と環境負荷について
・環境負荷低減に向けた取り組み
11.コンクリートの配合設計手法(1)
・土木・建築方式における配(調)合手法
12.コンクリートの配合設計手法(2)
・コンクリート配合設計
13.コンクリートの材料設計演習(1)
・コストと材料特性から見た設計
・理解度判定テスト3
14.コンクリートの材料設計演習(2)
・班ごとのプレゼンテーション
15.期末試験

評価方法と基準

理解度確認テスト、プレゼンテーション、期末試験結果により総合的に成績を評価する。

教科書・参考書

改めて第一回目の概論(ガイダンス)にて指示します。

履修前の準備

材料の工学
*三年時の土木実験(材料)においては、本授業の内容の理解が必要です。土木実験の履修とともに履修を推進します。

オフィスアワー

・大宮校舎:火曜日10:40-11:30
・豊洲校舎:月〜金曜日 13:00-18:00

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Mar 28 07:13:03 JST 2013