5M893000

維持管理工学特論

Maintenance of Concrete Structures

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
准教授伊代田岳史この授業の2012年度のアンケートを参照

授業の概要

コンクリート構造物の維持管理の重要性と原理について説明する。

達成目標

1.コンクリート構造物の維持管理の重要性と原理を理解させる。
2.新規構造物の取り扱い方との違いを理解させる。
3.各種分析技術の紹介とその意味を理解させる。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.維持管理の原則と概要
(ガイダンス)
シラバスを読んでくる
2.耐久性照査と劣化予測(1)
  ・考え方
  ・セメント水和と微細組織
ガイダンス時のプリントに目を通してくる
3.耐久性照査と劣化予測(2)
  ・各種劣化とその照査方法
前回の説明資料を一読する
4.非破壊検査(1)
  ・強度および外観検査
前回配布の文献を一読する
5.非破壊検査(2)
  ・コンクリート内部探査
前回配布の文献を一読する
6.診断とアセットマネジメント前回配布の文献を一読する
7.ローマンコンクリート
  ・古代コンクリート
  ・コンクリートコアと分析
前回配布の文献を一読する
8.最新分析技術紹介(1)
  ・X線分析など
前回までの講義を復習してくる
9.最新分析技術紹介(2)
  ・湿式分析など
前回配布の資料を一読する
10.環境マネジメント(英語講義)前回配布の資料を一読する
11.補修工法(1)
  ・物理的手法
前回配布の資料を一読する
12.補修工法(2)
  ・電気化学的手法
前回配布の資料を一読する
13.補強工法(1)
  ・補強の基本  ・復元設計
  ・外ケーブル工法
前回配布の資料を一読する
14.補強工法(2)
  ・接着・巻立て工法   ・増厚工法
前回配布の資料を一読する
15.レポート提出(プレゼン)前回までの講義を復習してくる

評価方法と基準

2回のレポート(中間、期末)とディスカッションで成績を評価する。

教科書・参考書

コンクリート標準示方書「維持管理編」(土木学会)
コンクリート構造診断工学(オーム社)
コンクリート診断学入門—建造物の劣化対策(朝倉書店)

履修登録前の準備

マテリアルデザイン、維持管理工学ならびにコンクリート工学を履修してあることが望ましい。

オフィスアワー、質問・相談の方法

月曜日から金曜日まで 10:00-17:00

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合40%)

最終更新 : Thu Sep 20 08:07:39 JST 2012