H0417900
H0417901

土木実験2

Experiments in Civil Engineering 2

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授業の概要

「授業の概要」
材料、土質及び水理に関する基礎的な実験を行い、それぞれの分野の基礎知識をより明確に把握させると共に、諸実験の測定の方法を習得させることを目的とする。現象を視覚的に理解し、自ら測定値を検証して、それぞれの分野の理論的理解を助ける。
「到達目標」
測定データーの分析および解析から理論モデル化の正当性を学び、考察および各班ごとの討議より得られた結果を各自報告書を作成して、期限内に提出する。

達成目標

1.実際の測定方法を理解すると共にデータ取得方法、整理の方法が習得できる
2.関連した科目で習った理論が現象としてどのように現れるのかが理解できる
3.グループで協力して作業することの大事さを理解し、技術者としても心構えができる

授業計画

1.材料関係:フレッシュ・コンクリートに関する試験
  ・スランプの測定
  ・ワーカビリチーの測定
  ・空気量の測定
2.材料関係:硬化コンクリートに関する試験
  ・圧縮強度の測定
  ・曲げ強度の測定
  ・セメント水比と圧縮強度との関係の検討
3.材料関係実験
4.水理関係:流れを視覚的に捉える
  ・層流と乱流
  ・Reynolds数と乱流、層流
  ・ダムを越える流れと跳水現象
5.水理関係:管水路、開水路の流速分布と抵抗
  ・管水路の摩擦損失と流量
  ・開水路の流速分布と摩擦抵抗
  ・対数分布則、等流速線
6.水理関係:移動床と洗掘、開水路の水面形
  ・蛇行河川の砂移動
  ・橋脚周辺の洗掘
  ・断面変化と水面形
7.土質関係:せん断試験
  ・土の一面せん断試験
  ・圧密応力とせん断強さ
  ・圧密試験材料関係ガイダンス
8.土質関係:模型実験
  ・パイピングと振動台液状化実験
  ・主働土圧実験
  ・砕石による落とし戸実験
  ・地下空洞形状変形実験水理関係ガイダンス
9.土質関係実験
10.材料関係の報告書の作成
11.水理関係の報告書の作成
12.土質関係の報告書の作成
13.材料関係の報告書の提出と討論
14.水理関係の報告書の提出と討論
15.土質関係の報告書の提出と討論

評価方法と基準

評価は実験出席とレポート提出で行い、実験態度(50%)・実験レポート(50%)にをそれぞれ50点満点で評価し、60点以上を合格とする。

教科書・参考書

土木実験1を参照

履修登録前の準備

土木実験1を参照

学習・教育目標との対応

1.E:実験を通して土木工学分野における基礎理論の理解を深めるとともに、実験結果を解析、考察、説明する能力を身につける

オフィスアワー、質問・相談の方法

それぞれの実験授業中

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合20%)

最終更新 : Sun Apr 06 07:09:57 JST 2014