H0902040

キャリア演習

Carrie Exercise

開講部

工学部

開講学科

土木工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

1

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

演習
教授紺野克昭
全教員

授業の概要

近年、大学生の就職に当たって、大学生が社会や業界および業種を知らず、その結果当人の希望する内容と就職先の業務が一致せず退職するケースなど、大学生が就職活動前に調査・分析しておくべきことが不十分である、との認識が社会的にも注目され、文科省も大学生の就職力の向上を図るべく大学に要請している。本学科においても、就職活動開始対象となる、3年次学生は、土木業界やそれを取り巻く業種、さらに職種による業務内容や資金の流れを十分理解していないケースが多く見られる。そこで、この3年次学年を対象として、就業力の向上・社会的自立・職業的自立を目的として、以下の内容を行う。ほとんどが演習であるが、若干の講義も含む。

達成目標

1.土木業界と就職先、また土木と建築の違いと同じ領域を理解する。
2.最近の就職傾向と試験問題傾向を把握し、自分の希望との関係を考え、就職希望先を選定する
3.面接試験での質問内容とポイントやグループデイスカッションのポイントを把握し、模擬面接試験などを通じて、社会が求める学生像を理解し、将来に備える。
4.就業力の向上
5.社会的・職業的自立

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.土木業界と就職先、土木と建築の違いと同じ領域
 (資料:守田作成スライド)
1年次導入ゼミナールにおける講義内容の復習
2.各業界の特徴
・公務員・大手ゼネコン・中小ゼネコン・コンサルタント
 (資料:遠藤作成文書)
土木業界でも各種職種があることを事前に把握しておく。
3.最近の就職傾向
・芝浦工大土木における最近の就職先傾向と全体傾向
・就活スケジュール
 (資料:就職担当作成最近の土木工学科の就職先一覧、及び就職スケジュール)
最近の就職状況を把握しておく。岡本研HPより
4.試験問題傾向
・公務員・大手ゼネコン・中小ゼネコン・コンサルタント
・専門試験・SPI・一般教養試験・面接試験・グループデイスカッション
・個々人の就職希望とスケジュール作成
  (資料:業者作成土木系問題集より)
土木関係就職対策試験問題集のうち代表的なものに目を通しておく
5.模擬面接試験
・採点側の評価項目(積極性・コミュニケーション能力(論理性・対人関係)・性格)
・学生同士による模擬面接
面接にあたり、自己紹介・希望動機・希望先と自分との関係について、事前に練習しておく
6.グループデイスカッションのポイント
・採点側の評価項目(リーダーシップ・コミュニケーション能力(論理性・対人関係)・性格)
・学生同士によるグループデイスカッション
・グループデイスカッションにおける専門課題テーマ
グループデイスカッションでは評価される立場だけでなく、評価する立場のポイントを考えておく
7.構造力学筆記試験例題
  問題を解くよりも問題傾向を示す(資料:東京都特別区及び国家二種過去問)
構造力学の復習と土木職の中心的問題となることを理解する
8.構造力学・鋼構造工学筆記試験例題
  問題を解くよりも問題傾向を示す(資料:東京都特別区及び国家二種過去問)
構造力学の復習と土木職の中心的問題となることを理解する。不静定問題も就職試験では重要であることを理解する
9.コンクリート筆記試験例題
  問題を解くよりも問題傾向を示す(資料:東京都特別区及び国家二種過去問)
コンクリート構造学の復習と土木職の中心的問題となることを理解する
10.コンクリートに関する面接やグループデイスカッションでの課題よく出る問題だけではなく、試験を作成する立場で最近の実務での想定問題を考察する
11.土質筆記試験例題
  問題を解くよりも問題傾向を示す(資料:東京都特別区及び国家二種過去問)
土質力学の復習と土木職の中心的問題となることを理解する。
12.土質に関する面接やグループデイスカッションでの課題よく出る問題だけではなく、試験を作成する立場で最近の実務での想定問題を考察する
13.水理筆記試験例題
問題を解くよりも問題傾向を示す(資料:東京都特別区及び国家二種過去問)
水理学の復習と土木職の中心的問題となることを理解する。
14.都市計画筆記試験例題
  問題を解くよりも問題傾向を示す(資料:東京都特別区及び国家二種過去問)
都市計画学の復習と土木職の中心的問題となることを理解する。
15.土木計画筆記試験例題
  問題を解くよりも問題傾向を示す(資料:東京都特別区及び国家二種過去問)
土木計画学の復習と土木職の中心的問題となることを理解する。

評価方法と基準

毎回、授業の感想もしくは代表的試験問題を課題としたレポートを提出させる。レポートの提出とその内容により採点する。(100%)

教科書・参考書

参考書は以下のとおり。
(1)公務員試験・技術系スーパー過去問ゼミ・土木、実務教育出版、本体2800円
(2)土木職公務員試験ー専門問題と解答・必修科目編、大学教育出版、米田昌弘、本体3000円
(3)土木職公務員試験ー専門問題と解答・選択科目編、大学教育出版、米田昌弘、本体2400円

履修登録前の準備

できれば就職に関連する参考書などで事前情報を得ておくこと。

学習・教育目標との対応

1.J:常に技術力の向上を目指し、自主的に、継続的に学習できる能力を身につける

オフィスアワー、質問・相談の方法

後期は、豊洲で大学院・学部の講義が火曜日にあり、他の時間は豊洲の研究室に在籍しているので、質問などに対応可能である。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Sun Apr 06 07:27:18 JST 2014