V0120600

初等整数論

Elementary Number Theory

開講部

システム理工学部

開講学科

数理科学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授江上繁樹この授業の2014年度のアンケートを参照

授業の概要

整数に関する基礎的な内容、考え方、扱い方を身につけながら、群、可換環、イデアル、剰余類といった抽象的な概念を身に付けるための準備をする。主な内容は、ユークリッドの互除法、素因数分解の一意性(証明、応用)、整数の合同(合同式、完全剰余系・既約剰余系、オイラーの関数、中国剰余定理、簡単な合同式の解法)、整数の剰余環(整数のつくるイデアル、可換環や体の概念)、代数方程式である。

達成目標

1.整数に関する基礎的な知識を学び、合同式を中心とした計算に習熟する。
2.フェルマーの小定理と素数判定法の基本を学ぶ。
3.有限体上の多項式の計算を理解する。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.素数 シラバスを読んでおく
2.ユークリッドの互除法 (1) 約数・倍数 前回講義の復習
3.ユークリッドの互除法 (2) 整数の互除法と拡張された互除法 前回講義の復習
4.合同式 (1) 整数の合同 前回講義の復習
5.合同式 (2) 中国剰余定理 前回講義の復習
6.群論の基礎 前回講義の復習
7.既約剰余類群と原始根 前回講義の復習
8.中間試験と講評 第7回までの復習
9.整数の剰余環 前回講義の復習
10.オイラーの関数とフェルマーの小定理 前回講義の復習
11.素数判定法 前回講義の復習
12.有限体Fp 前回講義の復習
13.Fp係数の多項式と互除法 前回講義の復習
14.多項式の因数分解 前回講義の復習
15.期末試験と講評 第14回までの復習

評価方法と基準

中間試験30%、期末試験70%で評価するが、小テストやレポート提出を課した場合はこれらも加味する。

教科書・参考書

第1回の講義で指示する

履修登録前の準備

特になし

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Fri Sep 19 12:38:59 JST 2014