モデリング/シミュレーション |
Modeling & Simulation |
開講部 | デザイン工学部 |
開講学科 | デザイン工学科 |
開講学年 | 3-4年次 |
開講時期 | 後期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 選択 |
系列区分 | 共通専門 |
講義区分 | 講義 |
講師 | 琴坂信哉 | ![]() |
1. | 「モデリング」および「シミュレーション」という言葉の意味するところ、およびその活用方法を理解すること |
2. | 簡単な物理現象をモデリングし、シミュレーションを行うまでの手順を理解すること |
3. | モデリングの限界とシミュレーションの精度、問題点を理解すること |
【授業計画】 | 【授業時間外課題(予習および復習を含む)】 | |
1. | 授業概要 様々なシミュレーション技術の紹介 および簡単な物理シミュレーション(落体の運動) | シラバスを確認し、受講にあたって必要となる関連授業の復習を行っておくこと。 また、高校生の物理の復習を行っておくこと。特にニュートンの運動方程式。 |
2. | さまざまなモデル化の例。機械工学分野における微分方程式によるモデル化。物理モデリングの基本(モデル化、相似則、支配方程式)、次元解析,無次元化 | 1階および2階の微分方程式について復習を行っておくこと。 |
3. | シミュレーションの基本。微分と差分、差分方程式の数値解法、解の精度 | 1階、2階の微分方程式の解法 について復習しておくこと。(積分による微分方程式の解法など) |
4. | Matlab/Simulinkを用いたシミュレーション開発第一回:落体のシミュレーションの実装と実験 ロケットの打ち上げシミュレーションへのアップグレード 簡単なMATLAB講習 | MATLABの使い方の復習をしておくこと |
5. | より正確なシミュレーションのために 常微分方程式の解法と誤差、陽解法と陰解法 計算機の内部表現 | 計算機の動作原理について、特に2進法の計算について、 常微分方程式の解法について復習をしておくこと。 |
6. | ロボットを題材とした力学シミュレーション 回転と直線の運動学 物体の持つ自由度 運動学と逆運動学 2リンクマニピュレータの運動学 | 機械力学の復習を行っておくこと((主に、リンク機構の静力学) |
7. | 力学シミュレーション(Simulinkを用いた簡単な落体のシミュレーション) 2リンクマニピュレータの運動学シミュレーション | MATLAB/Simulinkの使い方について予習しておくこと |
8. | 動力学シミュレーション(2リンクロボットアームの運動方程式) 目標運動軌道の生成 | Matlab/Simulinkの使い方の復習を行っておくこと |
9. | 中間試験および試験内容の解説 | 試験準備 |
10. | 伝達関数,状態空間モデルによるシミュレーション | 制御工学の基本を復習しておくこと(特に、過渡応答、周波数応答) |
11. | システム同定 モデルのパラメータの推定方法 | 制御工学の基本を復習しておくこと |
12. | 複雑形状のモデル化(有限要素法による近似計算) | 線形代数(特に行列計算関連)をしておくこと |
13. | MATLABを用いた有限要素法計算とリンクの最適設計 | 材料力学、線形代数の復習をしておくこと |
14. | モデリングシミュレーションの利点と限界 設計への応用について これまでの授業の復習と期末試験の準備 | 配布プリントを再読し、理解を深 めておくこと |
15. | 期末試験 | これまでの学習内容の復習を行っておくこと |
・ | 授業終了後の15分間 |
・ | 質問は、 E-mailでも受け付けます。 kotosaka[at]mail.saitama-u.ac.jp |