信頼性工学概論 |
Introduction to Reliability Engineering |
講師 | 中野哲也 | ![]() |
1. | 品質保証と信頼性のかかわりを理解する。 |
2. | 信頼性モデルを理解し、データ分析の手法を理解する。 |
3. | 信頼性設計のポイント、FMEA、FTA、故障解析、信頼性試験について理解する。 |
4. | デザインレビュー(設計審査)の効果について理解する。 |
【授業計画】 | 【授業時間外課題(予習および復習を含む)】 | |
1. | 序論 信頼性と品質管理の違いの説明、信頼性の役割、信頼性の活用、信頼性の理論と実際について解説する。 | テキスト1章に目を通す |
2. | 信頼性の発達経過 信頼性工学の発達とその背景、信頼性工学の発達の過程、信頼性理論の発達について解説する。 | テキスト2章に目を通す |
3. | 品質保証と信頼性 品質保証の七つの段階、品質保証の中における信頼性の役割、製造物責任と信頼性の関係について解説する。 | テキスト3章に目を通す |
4. | 信頼性の意味、手法と安全性 安全性と信頼性の関係、信頼性の三大要素(耐久性、保全性、設計信頼性)、信頼性の手法について解説する。 | テキスト4章に目を通す |
5. | 信頼性モデル 直列系と冗長系、システムの故障率とMTBF(Mean Time Between Failure:平均故障間隔)、故障のパターンについて解説する。 | テキスト5章に目を通す |
6. | 寿命分布と故障率 信頼性データの集め方、ヒストグラムと故障率、信頼度の推定、寿命分布と故障率の関係について解説する。演習1を実施予定。 | テキスト6章に目を通す |
7. | 指数分布と統計的方法 指数分布の信頼性的意味、MTBF(MTTF(Mean Time To Failure:平均故障寿命)の推定と検定について解説する。演習2を実施予定。 | テキスト7章に目を通す |
8. | ワイブル分布と統計的方法(その1) ワイブル分布の信頼性的意味、ワイブル確率紙とその使い方、累積ハザード法、ジョンソンの平均故障順位法、二重指数分布とその他の信頼性における分布について解説する。 | テキスト8章に目を通す |
9. | ワイブル分布と統計的方法(その2) ワイブル分布の信頼性的意味、ワイブル確率紙とその使い方、累積ハザード法、ジョンソンの平均故障順位法、二重指数分布とその他の信頼性における分布について解説する。演習3を実施予定。 | テキスト8章に目を通す |
10. | FMEAとFTA 信頼性ブロック図、FMEA(Failure Mode and Effects Analysis:故障モードの影響度解析)の実施例と効果、FTA(Fault Tree Analysis:故障の木解析)の実施例と効果について解析する。 | テキスト9章に目を通す |
11. | 信頼性設計及び故障解析 設計の段階別管理、任務プロフィール、使用環境条件の決定、部品と材料の選定、信頼度予測法について解説する。また、故障解析の進め方、故障解析の基本的な考え方、故障解析の実施法、故障解析の評価と故障対策の確立、故障解析と再現実験について解説する。 | テキスト10,11章に目を通す |
12. | 信頼性試験及びデザインレビュー 試験計画書の作成法、材料・部品試験、信頼性試験(環境試験、寿命試験、出荷前試験、限界試験)について解説する。また、デザインレビューの意義、デザインレビューの準備と実施、デザインレビューの効果について解説する。 | テキスト12、13章に目を通す |
13. | 品質保証の体系と信頼性管理 品質保証の体系と信頼性の役割、品質展開とFMEA,FTAのつながり、生産準備と生産段階の品質保証について解説する。 | テキスト14章に目を通す |
14. | 保全性管理 保全性とアベイラビリティ、保全性設計、保全性の予測、保全要員への要求について解説する。 | テキスト15章に目を通す |
15. | 期末試験と解答をふまえた解説 演習した範囲を中心に授業の範囲全般から出題。 | 演習の範囲を中心に出題するので、演習の復習を。 |
1. | (D-3)機械を製作し運用するために必要な工学特有の手法(計測,制御,設計,加工,ICTなど)に習熟し,それらを問題の状況に応じて適切に使うことができる. |
1. | (D)技術・工学の根幹をなす「物質」,「エネルギー」および「情報」を基盤とした機械工学の基礎的な知識と応用能力を習得する (1) 力学,材料力学,熱力学,流れの力学の基礎 (2) 多く (17科目以上) の専門科目の習得 |
1. | (B)地球環境および地域社会との調和を見据えて問題を発見する。 |
1. | A1:種々の文化および社会の発展の歴史を学ぶことにより説明することができる。 |
1. | C:数学および自然科学などに関する工学基礎知識を習得し、土木工学分野において応用・利活用できる能力を身につける |
・ | ・土曜日4時限終了後、講師控室にて。 |