C0860100

製鉄工学

Process Technology of Iron and Steel

開講部

工学部

開講学科

材料工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義

授業の概要

現在使用されている材料はその使用目的により構造材料と機能材料とに大別される。これら各種の材料の中でも金属及び半金属は相当量占めており、これら金属材料の使用にあたり、鉱石あるいはその他から金属等がどのように採りだされているか、その方法はどのようなものか等を知ることは、金属材料を有効に活用する上で極めて重要である。本講義はこれらについて最近の研究結果をも取り入れて進める。

達成目標

1.本講義は金属の製錬知識をもとに、金属をいかに活用するかを習得する。
2.金属リサイクルの重要性が増大しており、認識を新たに持つ。
3.国内外の原料および製錬事情についても習得する。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.金属製錬基礎特になし
2.鉱石・選鉱・前処理教科書「鉄鋼製錬」
1. 序論
3.鉄製錬(製鉄原料・焼結)教科書「鉄鋼製錬」
2. 高炉製銑法の概要及び原料
4.鉄製錬(製銑)教科書「鉄鋼製錬」
2. 高炉製銑法の高炉設備、高炉操業、製銑の化学及び炉内状況
5.鉄製錬(製鋼)教科書「鉄鋼製錬」
3. 製鋼法
6.鉄製錬(2次製錬)教科書「鉄鋼製錬」
4. 造塊法
7.鉄製錬(鋳造)教科書「鉄鋼製錬」
5. 炉外精錬法
8.鉄製錬(加工)教科書「鉄鋼製錬」
6. 特殊な製鉄法
9.非鉄製錬(乾式製錬法)教科書「金属製錬工学」
1. 序章及び2. 原料の予備処理
10.非鉄製錬(湿式製錬法)教科書「金属製錬工学」
3. 乾式精錬のはじめに、溶融精錬の化学、酸化鉱の還元溶融精錬、硫化鉱の溶融精錬、熱計算及び固体還元と揮発精錬
11.非鉄製錬(電解製錬)教科書「金属製錬工学」
3.7 乾式精製及び3.8 排煙処理
12.主要金属の精錬法(Cu,Ni,Znなど)教科書「金属製錬工学」
4. 湿式精錬
13.主要金属の精錬法(Al,Si,Mgなど)教科書「金属製錬工学」
5. 電解精錬
14.主要金属の精錬法(W,Mo,Auなど)教科書「金属製錬工学」
7. 主要金属の精錬法
15.まとめ教科書「金属精錬工学」 ノート及び教科書

評価方法と基準

学期末試験

教科書・参考書

参考書「鉄鋼製錬(金属化学入門シリーズ 2)」及び「金属製錬工学(金属化学入門シリーズ 3)」日本金属学会

履修登録前の準備

とくになし

オフィスアワー、質問・相談の方法

講義日に講師室

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合25%)

最終更新 : Sun Apr 06 08:15:03 JST 2014