高電圧工学 |
High Voltage Engineering |
開講部 | 工学部 |
開講学科 | 電気工学科 |
開講学年 | 4年次 |
開講時期 | 前期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 選択 |
系列区分 | 専門 |
講義区分 | 講義 |
1. | 放電開始のメカニズムを説明できること。パッシェンの法則を応用できること。 また、平等電界と不平等電界での放電様相の違いを説明出来ること。 |
2. | 雷がどこに落ちるか、どのように避雷針が働くかを、説明できること。 |
3. | 分圧器とオシロスコープにより、放電電圧を求める過程が理解出来ること。 |
4. | 送電線、配電線に雷電流が流れたときに、どのような過電圧が発生して、またどのように線路上を伝播するかを、計算、図示出来ること。 |
5. | 高電圧の性質により、代表的な電力設備の設計がどのように影響されるかを説明できること。 |
【授業計画】 | 【授業時間外課題(予習および復習を含む)】 | |
1. | 高電圧工学入門、高電圧工学の定義 雷の不思議その1 | シラバスを確認する。 |
2. | 放電現象の基礎過程 粒子の衝突、励起、電離 | 物理の教科書にある粒子の衝突、励起、電離を簡単に復習する。 |
3. | 気体の放電 電子雪崩、ストリーマ理論、パッシェンの法則 | 平等電界と不平等電界での放電現象の違いを理解する。 |
4. | 雷現象、送電線の雷害問題 | 教科書p.54-60に目を通す。 |
5. | サージ解析、雷電流の伝搬 | 教科書p.210-213を予習する。 |
6. | 定常気体放電 グロー放電とアーク放電 | 教科書p.87 グロー放電とアーク放電の利用に目を通す。 |
7. | 前回までの確認 液体・固体の放電 | サージ解析を復習する。 |
8. | 複合誘電体の放電 沿面放電、ボイド放電とトリー | 複合誘電体が実際の電力機器にどのように存在しているかを、教科書p.110-124に目を通すことで理解する。 |
9. | サージ解析その2 分岐線路でのサージ | 教科書p.214-218を予習する。 |
10. | 高電圧の発生 直流高電圧、インパルス高電圧 | 縦続接続の原理、多段式インパルス電圧発生器の構造を理解する。 |
11. | 高電圧の測定 分圧器、昇降法による50%放電電圧 | 教科書p.230-232に目を通す。 |
12. | 高電圧機器 がいし、ケーブル、避雷器 | 教科書p.218-222を予習して、避雷器の動作を理解する。 |
13. | 配電線の雷害問題 誘導雷、直撃雷、逆流雷 | 前回配布するプリントに目を通す。 |
14. | 前回までの確認 サージ解析の応用、高電圧発生・測定 | サージ解析と高電圧測定を理解する。 |
15. | 総合復習、電気エネルギーの未来、雷の不思議その2 | 低炭素化社会を実現する上で、電力・エネルギー分野で今後何をすべきかをまとめておく |
1. | D3:電気工学の専門知識を駆使することにより、与えられた課題を解決することができる。 |
・ | 授業後30分、講義室で。 |
・ | E−メールでの質問も常時受け付けます。 Adress: rai.yokoyama@hb.tp1.jp |
・ | 急ぐときには携帯電話に、ご連絡ください。 携帯電話:090-9962-6914 |