L0035100

インダストリアルエンジニアリング

Industrial Engineering

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授安藤公一この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

 ソフトウエア生産を含む「もの造り」問題解決の基礎技術であるインダストリアルエンジニアリング(IE)を講義する。本講義により、生産の仕組みを分析し、改善点を発見し、生産のシステムを設計できる基礎的能力を身につける。その目標達成のために、工程分析法、動作研究などの方法研究や時間研究などの作業測定法を体系的に習得する。これにより実践的な問題解決能力を得るものとする。

達成目標

1.生産システムにおける,品質,原価,納期に関する問題を発見できる.
2.作業現場にて原価低減を行うことが可能になる.
3.生産システム設計の基礎的方法論が理解できる

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.IE概論
・IEの定義,生産性の考え方,生産の3条件と生産の3要素
GDPの求め方,生産性の意味などについて予習してください.
2.生産方式と工程分析(1)
・ 生産方式の分類と特徴,工程分析の方法
宿題演習問題をやっておくこと.
配布テキスト「第2章 生産方式と工程分析」」を読んでおくこと.
3.生産方式と工程分析(2)
・ 工程分析を用いた仕事の改善方法
宿題演習問題をやっておくこと.
4.複式活動分析(1)
・複式活動分析の目的,組作業析による作業システムの最適化
配付テキスト「第3章 複式活動分析」を読んでおくこと.
5.複式活動分析(2)
・多数台,多工程持ちによる作業システムの最適化
宿題演習問題をやっておくこと.
6.複式活動分析(3)
・複式活動分析総合演習
宿題演習問題をやっておくこと.
7.動作研究(1)
・サーブリッグ記号による動作分析
配付テキスト「第4章 動作研究」を読んでおくこと
8.動作研究(2)
・動作経済原則の適用による動作改善
宿題演習問題をやっておくこと.
9.作業測定法(1)
・時間研究法の理論と方法,小テストの実施
配付テキスト「5章 標準時間と作業測定」を読んでおくこと
10.作業測定法(2)
・時間研究法の作業分析への適用,・ パフォーマンス・レイティング,余裕率の考え方、
宿題演習問題をやっておくこと
11.標準時間の活用
・標準時間を用いたシステム設計
配付テキスト「6章 標準時間の活用」を読んでおくこと
12.流れ生産方式の設計(1)
・1個流し生産の理論,1個流し生産を実現するための方法
宿題演習問題をやっておくこと
13.流れ生産方式の設計(2)およびセル生産方式の設計(1)
・1個流し生産の理論,1個流し生産を実現するための方法
宿題演習問題をやっておくこと
配付テキスト「7章 セル生産方式の設計」を読んでおくこと
14.セル生産方式の設計(2)
・セル生産方式設計演習
宿題演習問題をやっておくこと
15.期末試験および問題解説配布テキストおよび宿題演習問題を復習しておくこと

評価方法と基準

授業時間内課題提出25%、中間試験25%,および期末試験50%の割合で評価する。

教科書・参考書

教科書:配布資料による
参考書:「IEのはなし」(津村豊治著,日刊工業新聞社)

履修登録前の準備

特になし

オフィスアワー、質問・相談の方法

火曜日の授業等終了後

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

最終更新 : Thu Sep 20 08:41:47 JST 2012