化学結合論 |
Theory of Chemical Bonding |
開講部 | 工学部 |
開講学科 | 応用化学科 |
開講学年 | 1年次 |
開講時期 | 前期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 選択 |
系列区分 | 専門 |
講義区分 | 講義 |
教授 | 中村朝夫 | ![]() |
1. | 電子は粒子性と同時に波動性も持っており,そのことによって,物質内の電子のエネルギー準位が離散的になっていることを理解する.(授業計画 2) |
2. | 第4周期までの元素について,電子配置を示し,その化学的性質を予測することができる.(授業計画 3) |
3. | 与えられた分子について,その立体構造と中心原子の混成軌道を答えることができる.(授業計画 4, 5, 6) |
4. | 有機化合物の反応性や反応中間体の安定性を,分子構造に基づいて予測することができる.また,簡単な有機化学反応の機構を,電子対の移動を表す巻矢印をつかって示し,説明することができる.(授業計画 10 〜 14) |
5. | 金属錯体の構造や色,磁性について,電子配置に基づいて説明することができる.(授業計画 7) |
【授業計画】 | 【授業時間外課題(予習および復習を含む)】 | |
1. | ガイダンス,授業の達成目標,授業の進め方,成績評価の方法 原子の構造と性質(原子核の化学,原子力と放射線の利用) | 教科書「化学結合論」第1章を読んでおくこと. |
2. | 量子論(粒子と波動の二重性.シュレーディンガー方程式と箱の中の粒子) | 講義資料に目を通しておくこと. |
3. | 原子軌道と電子配置 | 教科書「化学結合論」第2章を読んでおくこと. |
4. | 共有結合とルイス構造式 | 講義資料に目を通しておくこと. |
5. | 分子軌道と共有結合 | 教科書「化学結合論」第3章を読んでおくこと. |
6. | 混成軌道と分子の形 | 教科書「化学結合論」第5章を読んでおくこと. |
7. | 配位結合と金属錯体 | 教科書「化学結合論」第6章を読んでおくこと. |
8. | さまざまな化学結合(イオン結合,金属結合,水素結合,疎水結合,ファンデルワールス結合) | 教科書「化学結合論」第10章から第14章をざっと眺めておくこと. |
9. | 中間試験と解説 | 第8回までの 授業内容の復習をしておくこと. |
10. | 有機化合物の構造(単結合,二重結合,シクロアルカンの構造) | 教科書「化学結合論」第7章と教科書「マクマリー有機化学」第4章を読んでおくこと. |
11. | 有機化学反応の機構(1)結合の開裂と生成,有機イオンの構造 | 教科書「マクマリー有機化学」第5章を読んでおくこと. |
12. | 有機化学反応の機構(2)ハロアルカンの求核置換反応 | 教科書「マクマリー有機化学」第11章を読んでおくこと. |
13. | 有機化学反応の機構(3)アルケンの求電子付加反応 | 教科書「マクマリー有機化学」第7章を読んでおくこと. |
14. | 有機化学反応の機構(4)ベンゼンの求電子置換反応 | 教科書「マクマリー有機化学」第16章を読んでおくこと. |
15. | 期末試験と解説 | 第10回から第14回までの授業内容の復習をしておくこと. |
1. | (A)確かな基礎と化学の専門知識に基づいて問題を解決する。 |
・ | 研究室にて相談に応じます. |
・ | メールでの相談にも応じます.asao@sic.shibaura-it.ac.jp |