Q0620900

機械製図法

Engineering Drafting Methods

開講部

システム理工学部

開講学科

機械制御システム学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

必修

系列区分

専門

講義区分

演習
教授大塚裕史この授業の2013年度のアンケートを参照

工藤愼一

授業の概要

機械製図は工業製品創出に必須の技術である。図面はそこに表現される製品を定義するとともに、それを保存、伝達する機能をもつ。情報伝達には、送り手と受け手が伝達の媒体を構成する規則を等しく理解していることが必要であり、そのためにISO(国際標準化機構)、JIS(日本工業規格)が製図、図面のための規格を規定している。本科目では、産業界で主流である三次元CADを学ぶのに先立ち、二次元図の根幹となる図学の基礎、およびJIS規格にある機械製図の基本を学ぶ。同時に、演習を通じて三次元モデルの二次元図への表現、二次元図に表される三次元モデルの認識能力を涵養する。なお、製図は2年前期の「基礎製図」、2年後期の「設計製図」に継続するため、本科目で基礎を十分に理解しておく必要がある。

達成目標

1.機械設計工程の始まりであるフリーハンド概略図の描き方を習得する。
2.機械製図の情報伝達、情報保存の機能を把握し、その重要性を理解する。
3.機械図面の成り立ちを理解した上で、JIS規格に基づく規則を学習し、基礎製図を描く。

授業計画

1.機械製図を学ぶにあたって
2.機械製図基礎-1  線、文字
3.投影法 投影法の種類、三角法
4.正投影法による幾何学的解析基礎-1 副立面図、副平面図、二次副投影図
5.正投影法による幾何学的解析基礎-2 直線実長、平面実形視図
6.正投影法による幾何学的解析基礎-3 補助投影図、平面実形回転
7.製図演習-1 三角法による製図
8.製図演習-2 寸法の記入
9.製図演習-3 断面の表示
10.製図演習-4 部品図の作図
11.製図演習-5 組立図の作図
12.軸測投影図 等測投影図、等角投影図
13.等角投影図-1 正投影法から軸測投影図
14.等角投影図-2 軸測投影図から正投影図
15.試験及び解説、講評

評価方法と基準

授業点(20)+ 課題提出(40)+ 期末テスト(40)

教科書・参考書

「初心者のための機械製図」藤本元他(森北出版)

履修登録前の準備

機械製図について基礎的な知識を習得しておくこと。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Sun Apr 06 08:02:21 JST 2014