機構学 |
Mechanism |
開講部 | システム理工学部 |
開講学科 | 生命科学科 |
開講学年 | 1年次 |
開講時期 | 後期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 選択 |
系列区分 | 専門 |
講義区分 | 講義 |
講師 | 斎藤之男 | ![]() |
1. | 多くの機構を学び知ることで、機械の楽しさが分かる。 |
2. | 機構の要素を組み合すと実用されている装置の動きを見て、どんな機構か頭の中で想像することができる。 |
3. | 人間の外骨格がどのような仕組みで動くのか機構学を学ぶことで判断できる。 |
【授業計画】 | 【授業時間外課題(予習および復習を含む)】 | |
1. | 機構学の持つ意義として、かつて、レオナルド・ダ・ビンチが残したノートを例に自由度、待遇運動などから本座学は始まる。 | 機構の概念は、位置決めと運動から成り立っている。先人のアイディアの復習から始めよう。第1章を読んでおこう。 |
2. | 剛体の運動解析として、機械力学で学んだベクトルの復習と、剛体の速度、瞬間中心について学ぶ。 | ウォーミングアップとして、レオナルド・ダ・ビンチの機構を調べてみよう。 |
3. | 剛体の加速度を学び、さらに、時間が許す範囲で人間の関節について考える。 | 変位、速度、加速度の内、設計に必要なものは何か考えてみよう。 |
4. | チャレンジ問題と2章の復習として演習を行う。 | 演習にはグラフ用紙が役に立つ。 |
5. | リンク機構は古くから実用されているが、現在も機械の要である。4節リンク機構を中心に学ぶ。 | コンパスを持参のこと。 |
6. | スライダ・クランク機構、オルダム継ぎ手、てこ機構を中心に学ぶ。 | 定規で作図することが多くなる。定規を準備のこと |
7. | 4節リンク機構、球面リンク機構の運動解析。 | コンピュータの得意な人は、4節リンク機構の変位、速度、加速度の計算と作図にチャレンジしてみよう。 |
8. | 機械力学の復習として、静力学とモーメント、仮想仕事の原理を学び、時間が許す範囲で ロボットのメカニズムを学ぶ。 | 第4章全体を予習しておこう。 |
9. | シリアルメカニズムの応用としてロボット他を学び、チャレンジ問題を演習する。 | 教科書第4章のまとめとして実際に利用されている応用を調べ、原理を書いてみよう。 |
10. | 摩擦について学ぶ。第5章全般を理解する。 | 教科書5章全般の質問を準備しておこう。 |
11. | 無段変速機とチャレンジ問題を通し、摩擦の利点を学ぶ。 | 摩擦を利用した機械計算機について調べてみよう。 |
12. | 歯車機構の原理を理解し、歯車の組み合わせについて学ぶ。 | 時計は歯車を使った応用であり、どのような歯車か調べてみよう。 |
13. | 遊星歯車とチャレンジ問題を例に歯車を理解する。 | 差動歯車は自動車に応用されて。どこか調べてみよう。 |
14. | 第7章のカムと8章の巻き掛け電動機構をまとめて講義する。 | 7章、8章はまとめて講義するため予習しておくこと |
15. | まとめと総合試験 これまでの要素の機構がどのような関連性を持っているかを中心に試験をする。 | 最終回のため、解らない点を調べておくようにし、質問すること。 |
・ | 簡単な質問は授業終了時に、また、時間を要する場合は、授業後相談により決定する。 |