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Z3210100

集合と位相

Set Theory and Topology

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教授鈴木達夫この授業の2015年度のアンケートを参照

授業の概要

位相・集合は現代科学の基礎を担う学問であり、すべての数学の分野において、厳密な議論をするためには欠かせない。集合論では、まず集合の基本演算、写像の定義と基本演算、同値関係などを学ぶ。次に無限集合を分類する集合の濃度の概念を導入する。さらに順序集合、整列集合、ツォルンの補題、整列定理についても触れる。位相空間論では、はじめにユークリッド空間における位相空間論の諸概念を説明し、次に開集合、閉集合、開核・閉包演算子、近傍の定義を与え、それらによって定義される位相空間の同値性について議論する。次に連続写像や連結性、コンパクト性について学び、最後に、位相空間の特別な例として距離空間の諸性質について学ぶ。

達成目標

1.集合と写像に関する諸概念を十分に理解する。
2.集合と写像に関する厳密な証明を行うことができる。
3.位相の概念を理解し、開集合、閉集合、開核、閉包、近傍系による位相の導入とそれらの 同等性について説明できる。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.集合 集合の基礎事項の復習
2.集合の演算 前回の復習
3.集合系と巾集合 前回の復習
4.対応 前回の復習
5.写像 前回の復習
6.写像の性質 前回の復習
7.単射と全射 前回の復習
8.集合族と選出公理 前回の復習
9.同値関係 前回の復習
10.集合の対等と濃度 前回の復習
11.Bernstein の定理と濃度の大小 前回の復習
12.可算集合と非可算集合 前回の復習
13.位相空間 前回の復習
14.開集合、閉集合、開核演算子、閉包演算子、近傍系、連続関数 前回の復習
15.期末試験および解説 全体の復習

評価方法と基準

期末試験および授業中の課題による。

教科書・参考書

教科書は第一回の授業時に指示する。
参考書として「集合・位相入門」(松坂和夫 著、岩波書店)を挙げる。

履修登録前の準備

特になし

オフィスアワー、質問・相談の方法

授業終了後、研究室にて。

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Oct 22 07:03:50 JST 2015