V0430800

最適制御理論

Optimal Control Theory

開講部

システム理工学部

開講学科

数理科学科

開講学年

3年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授サイ キセイこの授業の2013年度のアンケートを参照

授業の概要

実システムの制御を考えるとき制御工学は大変重要な役割を果たす.制御工学には伝達関数に基づくもの(古典制御)と状態空間法に基づくもの(現代制御)との2種類がある.この講義では状態空間法に基づく現代制御の基礎を学ぶことを目的として,講義を行う.

達成目標

1.システムの状態空間表現、安定性とリヤプノフ安定理論について理解して応用する.
2.可制御、可観測、可安定、可検出について理解して応用する.
3.状態フィードバックによる安定化、極配置と最適レギュレータについて理解して応用する.
4.オブザーバについて理解して応用する.

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.講義内容の説明,古典制御と現代制御,モデリング制御の歴史、連立微分方程式、行列基礎
2.状態空間表現, 伝達関数と状態空間表現の間の変換ラプラス変換、線形代数の基本について復習しておく。
3.システムの解,状態推移行列 (Jordan標準形)固有値、固有ベクトルと行列の対角化について復習しておく。
4.線形系の安定性関数の極限を復習しておく。
5.非線形系の安定性,リヤプノフ理論(1)正定値関数の収束と判別を予習する。
6.リヤプノフ理論(2)(リヤプノフ方程式)正定値関数の収束と判別を復習する。
7.可制御,可観測(1)行列のランク(階数)を復習しておく。
8.可制御,可観測(2);中間確認試験、講評これまでの内容を復習し,習得度を確認する。
9.可安定,可検出可安定と可制御の違い、可観測と可検出の違いについて予習する。
10.状態フィードバック,安定化フィードバックの基本的なについて予習復習する。現実システムとの対応も考えておく.
11.極配置収束性と固有値との関係について二次平面で考える。
12.最適レギュレータリカッチ方程式、評価関数の設定について予習しておく。
13.オブザーバ(1)(全状態)オブザーバの必要性、実現方法について予習しておく。
14.オブザーバ(2)(最小次元)オブザーバと極配置状態フィードバックコントローラの設計法との関連について考える。
15.レギュレータとオブザーバの複合系、期末確認試験、講評全体内容を総復習し,学習度を確認する。

評価方法と基準

レポートまたは試験で総合的に評価

教科書・参考書

授業の1回目に指示する

履修登録前の準備

特になし

オフィスアワー、質問・相談の方法

授業の1回目に指示する

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Thu Sep 19 07:46:02 JST 2013