Japanese / English

4M997300

機械力学特論

Dynamics of Machinery

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

機械工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授佐伯暢人この授業の2013年度のアンケートを参照

授業の概要

機械や構造物の振動を理論的に解析するのに,その扱いの容易さから,対象物を線形系とみなすことが多い.しかしながら,変形が大きい場合や減衰が非線形である場合には,線形系では見られない現象が多々生じる.本講義では,それらについて解説する.

達成目標

1.非線形振動を表す各種パラメータの定義などを正しく理解し、それらを求めることができる。
2.非線形な運動方程式を解くことができる。
3.非線形振動の応答の特徴を理解し,それらの概要を説明できる。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.線形力学系「機械力学」で扱った線形振動系について復習しておくこと.
2.力学系の微分方程式テキスト第1章に目を通しておくこと.
3.非線形力学の挙動(その1)-飽和,爆発テキスト第2章に目を通しておくこと.
4.非線形力学の挙動(その2)-ロトカ−ボルテラ方程式テキスト第3章に目を通しておくこと.
5.多変数モデルテキスト第4章に目を通しておくこと.
6.近似解と厳密解テキスト第5章に目を通しておくこと.
7.自励振動テキスト第6章に目を通しておくこと.
8.同期と周波数引き込みテキスト第7章に目を通しておくこと.
9.カオスの概念とつくられるしくみテキスト第8章に目を通しておくこと.
10.パーコレーションとフラクタルテキスト第9章に目を通しておくこと.
11.ポアンカレ断面配布テキスト第4章に目を通しておくこと.
12.アトラクタ配布テキスト第5章に目を通しておくこと.
13.リャピノフ指数配布テキスト第6章に目を通しておくこと.
14.いろいろなカオス配布テキスト第8章に目を通しておくこと.
15.非線形振動を生じる機械の例レポートの提出準備をしておくこと.

評価方法と基準

学生各自が担当する輪読プレゼンテーション(50%)と最終レポート(50%)によって評価する.

教科書・参考書

非線形力学,平山修(コロナ社).

履修登録前の準備

機械力学,振動工学を修得しておくことが望ましい.
必要に応じて,Mathematicaを利用することもあります.

オフィスアワー、質問・相談の方法

随時.

環境との関連

環境に関連しない科目

最終更新 : Sun Apr 06 08:36:29 JST 2014