機械要素設計 |
Machine Element Design |
開講部 | 工学部 |
開講学科 | 機械工学科 |
開講学年 | 2年次 |
開講時期 | 後期 |
単位数 | 2 |
単位区分 | 選択 |
系列区分 | 専門 |
講義区分 | 講義 |
准教授 | 二井信行 |
1. | 機械設計を伴う課題から,機械要素をいかに選択・設計し,かつ要求仕様を満たすかどうかを評価することができる. |
2. | 機械要素・設計に関する知識の獲得に取り組んだ過程を記録し,将来,機械設計の問題に対面した際に,教科書とともに振り返って活用できるようにする. |
3. | 機械設計に関する課題に対し,教科書などの限られた情報を用いて,自分なりに最善の答えを導き出すという姿勢をとることができる. |
【授業計画】 | 【授業時間外課題(予習および復習を含む)】 | |
1. | ガイダンス ○授業のすすめかた,提出物について ○「機械要素」の復習〜設計問題の解き方 | 「機械要素」を受講した人は,試験問題と,それに関連した講義ノートの箇所に目を通しておく. |
2. | 幾何公差 ○幾何公差の意義と指定方法 ○独立の原則 ○最大実体公差 | 教科書第1章1.6〜に目を通し,どのような公差指定法があるかを自分なりに整理してみる. |
3. | 直動案内 ○リニア軸受の種類 ○寿命 ○応用例 | 教科書第5章の内容を復習する.また,5.5に目を通し,リニア軸受の種類と特性について自分なりに整理してみる |
4. | 伝動の形式 ○歯車減速 ○巻掛け伝動 ○摩擦伝動 | 教科書第6章6.2.13〜6.4に目を通し,伝動の各方法に関して概略をつかむ. |
5. | 送りねじ ○送りねじの種類 ○ボールねじの効率 ○ボールねじの応用 | 教科書第6章6.5に目を通し,どのようなファクターを計算するのかを自分なりに整理してみる |
6. | アクチュエータ・直流モータ ○アクチュエータの種類 ○直流モータの構造と性能 ○直流モータの制御法 | 教科書第7章7.1~7.2.1に目を通し,どのようなファクターを計算するのかを自分なりに整理してみる |
7. | 交流モータ ○交流モータの原理と種類・規格 ○スタータ ○ステッピングモータ | 教科書第7章7.2までに目を通し,どのようなファクターを計算するのかを自分なりに整理してみる. |
8. | 部品の設計:ブラケットの構想と設計 ○要求仕様の明確化 ○寸法・材料の決定 ○加工と組立を考慮した設計 | ブラケット(取り付け板)について検索するなどして,そのイメージをつかむ.あわせて,製図の基本を復習しておく. |
9. | 動力伝達系の設計(1):モータと減速比の決定 ○モデル化 ○モータ発生トルクと減速比の決定 | 教科書第7章7.3に目を通し,行うべき計算の大まかな仮定を把握しておく |
10. | 動力伝達系の設計(2):減速機の設計 ○歯車の選定 ○軸の選定 ○軸受の選定 | 教科書の該当する章を復習する. |
11. | 送りテーブルの設計(1):基本設計 ○送りテーブルの概要 ○仕様決定と寿命設計 ○ボールガイドの選定 | 教科書第8章8.1,8.2に目を通し,また,Web上の情報を検索して,自動ステージの種類・自動ステージが使われる場面について自分なりに整理してみる |
12. | 送りテーブルの設計(2):伝達系の選定 ○ボールねじの選定 ○軸受の選定 ○軸継手の選定 | 教科書第8章8.3〜8.5に目を通し,どのようなファクターを計算するのかを自分なりに整理してみる.また,軸受や軸継手に該当する箇所を復習する |
13. | 送りテーブルの設計(3):アクチュエータの選定 ○慣性モーメントの算出 ○モータと軸受の選定 ○モータ制御系の選定 | 教科書第8章8.6に目を通し,どのようなファクターを計算するのかを自分なりに整理してみる |
14. | 演習 ○授業内レポートの追加フィードバック ○期末試験の内容に関連する演習 | いままでに行った授業内レポートを復習する |
15. | 期末試験と解説 | 復習をする |
1. | (D-3)機械を製作し運用するために必要な工学特有の手法(計測,制御,設計,加工,ICTなど)に習熟し,それらを問題の状況に応じて適切に使うことができる. |
・ | 授業終了後,各種質問や相談を受け付ける(10分~20分程度). |