Y0041600

ディジタル回路

Digital Circuit

開講部

デザイン工学部

開講学科

デザイン工学科

開講学年

2年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

共通専門

講義区分

講義
准教授佐々木毅この授業の2015年度のアンケートを参照

授業の概要

ディジタル回路は計算機、ネットワーク通信機器から家電製品まで広く応用され、今日の情報化社会を支えている。複雑なディジタル機器も、実際は単純な動作をする構成要素の組み合わせで成り立っている。本講義は、各構成要素の動作と解析法を理解すると共に応用力を身につけることを目標とする。最初に、ディジタルシステムの基礎である論理演算について学び、論理関数で表現されたロジックを、基本ゲート回路で表現する。さらに、組み合わせ回路(エンコーダ、デコーダ等)、順序回路(フリップフロップ、レジスタ、カウンタ等)の設計と応用を学ぶ。

達成目標

1.ディジタル回路の基礎となるブール代数の基本法則を利用することができる
2.基本論理素子の仕組みと働きを説明することができる
3.フリップフロップの原理と動作を説明することができる
4.組み合わせ回路の設計を行うことができる
5.順序回路の設計を行うことができる

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.ブール代数 教科書pp.14-22を予習
2.論理式の簡単化:カルノー図による方法 教科書pp.22-32を予習
3.ブール代数・カルノー図の利用 教科書2章末の演習問題を解いておく、配布プリントを予習
4.ディジタル回路の設計規約:MIL記法 教科書pp.32-37,40-49を予習
5.組み合わせ回路 教科書pp.68-83を予習
6.2進演算回路 教科書pp.84-98を予習
7.組み合わせ回路の設計 教科書3,5,6章末の演習問題を解いておく、配布プリントを予習
8.フリップフロップの原理、RSフリップフロップ 教科書pp.99-107を予習
9.JKフリップフロップ、Dフリップフロップ、Tフリップフロップ 教科書pp.107-118を予習
10.カウンタとレジスタ 教科書pp.119-131を予習
11.特性方程式によるカウンタの設計 教科書pp.135-140を予習
12.順序回路の設計 教科書7,8章末の演習問題を解いておく、配布プリントを予習
13.ディジタル回路の実現素子(1):ダイオード、バイポーラトランジスタ、MOS FET 教科書pp.51-58を予習
14.ディジタル回路の実現素子(2):TTL IC、CMOS IC 教科書pp.58-67を予習
15.定期試験とその講評 試験準備等

評価方法と基準

期末試験(100%)

教科書・参考書

・教科書:伊原充博、若海弘夫、吉沢昌純、「ディジタル回路」、コロナ社
・適宜プリントを配布

履修登録前の準備

1. 高校で学習した集合と論理について復習しておくこと
2. 「基礎エレクトロニクス」を同時に履修することが望ましい

オフィスアワー、質問・相談の方法

授業中および授業終了後に質問を受け付ける。メールでも随時質問を受け付ける。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

最終更新 : Thu Oct 22 07:21:38 JST 2015