Z1116800

幾何学B

Geometry B

開講部

工学部

開講学科

教職専門

開講学年

2年次

開講時期

前期・後期

単位数

2

単位区分

自由

系列区分

教職

講義区分

講義
准教授黒川康宏この先生のアンケート一覧を参照
教授加藤直樹この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

幾何学や解析学を始め様々な分野の基礎であるユークリッド空間の位相について学習する.前半はユークリッド距離を持つユークリッド空間における開集合と写像の連続性について,後半はコンパクト性,連結性について連続写像との関連を含めて扱う.最後に位相同型という概念を導入し,具体的な図形のトポロジーを考察する.また,時間が許せばユークリッド空間の抽象化である距離空間、更に抽象化した位相空間についても触れる.以上のことを通して,数学的に定義された記号,用語,概念について正しく運用できる力,命題や定理を活用する力を養成することを目標とする。

達成目標

1.ユークリッド空間の開集合,閉集合について理解すること
2.写像の連続性について理解すること
3.コンパクト性、連結性について理解すること
4.位相同型について理解すること

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.論理,集合と写像の復習 集合の間の演算,写像の諸概念について復習しておくこと.
2.ユークリッド空間
 ・距離のもつ性質
ユークリッドの距離についての性質を復習
3.開集合,閉集合
 ・開集合とその性質
 ・閉集合とその性質
開集合,閉集合の復習
4.開集合,閉集合
 ・内点,外点,境界点
 ・触点,集積点,孤立点
開集合,閉集合の復習
5.連続写像
 ・写像の連続性
写像の連続性の復習
6.連続写像と開集合 写像の連続性の復習
7.中間テスト,解説 テスト範囲の復習
8.コンパクト性
・被覆、コンパクト
被覆とコンパクト性の復習
9.コンパクト性
 ・ハイネ・ボレルの被覆定理
被覆とコンパクト性の復習
10.コンパクト性
 ・連続写像とコンパクト性
写像の連続性とコンパクト性の復習
11.連結性
 ・連結
連結性の復習
12.連結性
 ・連続写像と連結性
写像の連続性と連結性について復習
13.位相同型
 ・同相写像
位相同型について復習
14.距離空間 距離空間について復習
15.期末テスト,解説 テスト範囲の復習

評価方法と基準

中間試験,演習,レポートなど40%,期末試験60%で評価する.合計得点60%以上で合格とする.

教科書・参考書

教科書と参考書は授業中に指示する.

履修登録前の準備

幾何学Aを履修していることが望ましい.

オフィスアワー、質問・相談の方法

在室のときは随時

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

最終更新 : Thu Jun 09 08:06:18 JST 2016