N0620500

機構学

Mechanism

開講部

システム理工学部

開講学科

生命科学科

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師小山浩幸この授業の2015年度のアンケートを参照

授業の概要

機械はどのような場合でも「運動」,「伝達」,「変換」というキーワードがある.機構学とは,機械装置を構成するメカニズムであり,構成する要素の動作と,要素の組み合わせから得られる運動を学ぶ.メカニズム,すなわち機構を知ることは設計(ものつくり)上必須条件となるためである.設計の目標である対象が決まると,対象に必要な動作が想定される.この動作をどのような機構で対応するかが重要である.
 本講義では,機構を身近に感じられるように日常生活で使用されている機械やロボットを取り上げ,機構を理解する.

達成目標

1.多くの機構を学び知ることで,機械のしくみを理解する.
2.機械の変換の過程で生じる運動の種類,各部の構造と運動の関係,運動を支配する法則を理解する.
3.機構を理解することで機械の仕組みをわかる.

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.授業内容,カリキュラムの位置づけ,機構と運動について 機械の機構はどのようになっているかを復習する.予習として配布資料の図をよく理解できるようしておく.
2.対偶と運動 機構の運動は対偶の組み合わせであることから,対偶が理解できるようにする.
対偶の運動は自由度と関係していることから,対偶の運動を予習する.
3.機構の自由度 いろいろな機械の自由度構成やスケルトン図が理解できるようにする.予習として配布資料の図をよく理解できるようしておく.
4.身近な機構の自由度 身の回りの機構の仕組みを理解できるようにする.
予習として配布資料の図をよく理解できるようしておく.
5.リンク機構(4節リンク機構,スライダ・クランク機構,両スライダ機構) それぞれのリンク機構の動きや特徴を理解できるようにする.予習として配布資料の図をよく理解できるようしておく.
6.リンク機構(スライダ・てこ機構,球面リンク機構) それぞれのリンク機構の動きや特徴を理解できるようにする.予習として配布資料の図をよく理解できるようしておく.力のつり合い,力のモーメントを見直す.
7.リンク機構の静力学解析 第1回〜第7回の復習.
8.第1回〜第7回のまとめ 予習として配布資料の図をよく理解できるようしておく.
9.カム機構 カムの動きとカム曲線が理解できるようにする.予習として配布資料の図をよく理解できるようしておく.
10.摩擦伝動機構 摩擦伝動機構の種類と特徴を理解できるようにする.
予習として歯車の組み合わせを中心に配布資料の図をよく理解できるようにする.
11.歯車機構 歯車の名称,種類,歯形曲線,歯車列を理解できるようにする.予習として配布資料の図をよく理解できるようしておく.
12.遊星歯車装置,大きな減速比を持つ減速機 医療福祉機器は大きな減速比を必要とする場合が多いので,減速機の種類,構造を理解できるようにする.
予習として配布資料の図をよく理解できるようにする.
13.巻き掛け伝動機構 回転を伝達するものとしてよく用いられる機構であることから,巻き掛けの仕組みを理解できるようにする.予習として配布資料の図をよく理解できるようにする.
14.センサ・アクチュエータ 第9回〜第14回の復習
15.第9回〜第14回のまとめと試験 機械の設計の基礎となる機構学を総合的に復習する.

評価方法と基準

授業中の小テスト(20%)期末試験(80%)により評価し,総合点60%以上を合格点とする

教科書・参考書

参考書 だれでもわかる解説と演習 機構学の基礎 日本理工出版会
配布資料は前もって配布するので授業日に持参すること.

履修登録前の準備

「特になし」

オフィスアワー、質問・相談の方法

授業後

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

最終更新 : Thu Jun 09 07:53:38 JST 2016