8M201500

バイオビジネス論

Industrializing Biotechnology

開講部

専門職大学院工学マネジメント研究科

開講学科

工学マネジメント専攻

開講学年

学年共通

専門領域

ビジネス・パースペクティブ

開講時期

後期

単位数

1

単位区分

選択

系列区分

講義

講義区分

発展
教授田中秀穂

科目英語名称

Industrializing Biotechnology

キーワード

バイオテクノロジー
医薬品
再生医療
バイオ食品
研究開発マネジメント

授業の概要

 バイオテクノロジーに関連したビジネスは、次世代を牽引する重要な産業の一つである。現時点では医薬品産業が最大のバイオ関連ビジネスであるが、今後、バイオ食品、再生医療などのビジネスがさらに大型化していくことが予想される。これらの産業について、その本質を理解し関連したビジネスを企画するための知識を得ること、加えてハイテク産業における研究開発のマネジメントに関する知識を得ることが本講義の目的である。

 バイオに不慣れな受講者を想定して、バイオテクノロジーを理解するために必要な基礎生物学の解説を随時行うなどして、これまでこの分野に馴染みがなかった者にとっても理解しやすい内容とする。

達成目標

1.バイオテクノロジーに関連したビジネスの概要の理解
2.ハイテク産業における技術マネジメントの特徴を把握
3.バイオテクノロジーに関連したビジネスチャンスを的確に捉えるための知識の習得

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
第1回.(面接授業)
バイオビジネスの全体像と最近の話題
 バイオビジネスの概要を把握し、今後の発展の可能性について理解する
自身の業務とバイオビジネスとの関連について検討しておく
第2回.(面接授業/メディア授業)
バイオビジネスを理解するための生物学1 遺伝学
 バイオビジネスを理解する上で欠かすことができない遺伝子の働きを理解するための平易な解説を行う
基礎知識に不安がある場合は入門書を事前に講読
第3回.(面接授業)
医薬品ビジネスの特徴
 バイオビジネスの代表格である医薬品ビジネスの概要を解説する
前回の復習
第4回.(面接授業/メディア授業)
医薬品ビジネスにおける研究と開発
 ハイテク技術分野としての医薬品ビジネスでの研究開発マネジメントを学ぶ
事前課題資料の予習
第5回.(面接授業)
バイオビジネスを理解するための生物学2 発生生物学
 バイオビジネスを理解する上で欠かすことができない細胞の働きを理解するための平易な解説を行う
基礎知識に不安がある場合は入門書を事前に講読
第6回.(面接授業/メディア授業)
再生医療ビジネス 
 iPS細胞に代表される再生医療ビジネスの基礎技術とその応用について解説する
事前課題資料の予習
第7回.(面接授業)
バイオビジネスにおける事業価値評価に関する基礎知識を得た上で、ケース資料を用いて演習をおこなす
事前課題資料の予習と発表準備
第8回.(面接授業)
その他のバイオビジネスについて解説するとともに、まとめ講義および試験を実施する
第七回までの講義全体の復習
第9回.- -
第10回.- -
第11回.- -
第12回.- -
第13回.- -
第14回.- -
第15回.- -

評価方法と基準

課題演習における提出物と議論への参加60%、および試験40%の割合で評価

教科書・参考書

 遺伝学など生物学全般について全く基礎知識がない場合は、下記の入門書の講読を推奨する。ただし、講義の中でも最低限の解説は行うので講読は必須というわけではない。
・「カラー図解 アメリカ版 大学生物学の教科書」第2巻 分子遺伝学 ブルーバックス 第6,7,8,9、11章
・「 同 」 第3巻 分子生物学 ブルーバックス 第12,13,14,16章

履修登録前の準備

生物学全般について全く基礎知識がない場合は上記の入門書の講読を推奨する

オフィスアワー、質問・相談の方法

講義時間の前後

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が概ね半数

最終更新 : Thu Mar 24 07:38:43 JST 2016