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4M981000

マイクロ輸送現象特論

Microscale Transport Phenomena

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

機械工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授小野直樹この授業の2016年度のアンケートを参照

授業の概要

熱や物質の輸送現象に関する研究は近年微視的な現象もその対象とし、その独特な視点や考察手法が発展し確立されつつある。本講義では、微小スケール現象で問題になる表面張力効果に関するものを解説し、次に分子レベルから見た時の輸送現象に関する各種理論および近年広く使用されるようになってきた分子動力学法の考え方の基礎を解説する。

達成目標

1.微視的な熱流体現象に必須な表面張力に関する基礎的理論の習得.
2.分子レベルから見たときの輸送物性関連の初歩的理論の理解.
3.微視的なスケールでも機械工学関連の現象を理解する姿勢の確立.

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.連続体としてのマイクロ輸送現象論:総論 表面張力に関連する現象の基本的な知見を調べておく.
2.表面張力現象 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
3.表面張力と表面エネルギー 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
4.ラプラスの式とラプラス圧 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
5.メニスカス形状の理論 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
6.拡張係数と濡れ性・接触角との関連性 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
7.毛管現象と毛管長 流体力学等のテキストの関連部分を調べておく.
8.表面張力の測定法について 流体力学等のテキストの関連部分を調べておく.
9.分子レベルからのマイクロ輸送現象論:総論 気体分子運動論の基本的知識を復習しておく.
10.気体分子運動論とマックスウエル分布 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
11.輸送物性との関連性 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
12.輸送物性値に関する基礎理論 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
13.ボルツマン輸送方程式について 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
14.分子動力学法の考え方の基礎 配布した資料の該当部分に目を通しておく.
15.演習課題に関する発表あるいは討論 講義で学んだ知見を活かせる部分を,各自の研究テーマの中から抽出しておく.

評価方法と基準

与えた課題についてのレポート内容を評価し,得点率が60%以上を合格とする。

教科書・参考書

必要な資料は授業で配布する。

履修登録前の準備

微分積分に関して復習しておくことが望ましい。

オフィスアワー、質問・相談の方法

授業後30分に対応。もしくは事前にメール等で連絡を取り日時を調整して面談する。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

該当しない

最終更新 : Sat Sep 24 07:23:27 JST 2016