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5M999300

近代建築論特論1

History & Theory of Modern Architecture 1

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
講師矢代眞己

授業の概要

20世紀の建築(運動)が、どういう課題を抱え、いかなる視点を抱き、どのように決着をつけようと試みてきたのか、その様相について「デザイン」「構築」「バウエン」といった構想をキーワードに据えながら、多角的かつ包括的に考えていく。こうした学習のプロセスを通じて、これまでの解釈では目に見えてこなかった20世紀建築の実像と可能性についての知見を拡げるとともに、21世紀における建築の未来の姿を導き出せる能力を育んでいく。

達成目標

1.20世紀の建築が解消を試みた問題の所在について学ぶ。
2.建築の思想・実践と社会との関係について学ぶ。
3.近現代建築の軌跡を知ることで、今後の建築のありかたを考える力を養う。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.イントロダクション:「近代」という問題機構 シラバスの確認
2.近代運動の到達点:フォルムからデザインへ テキスト項目039を読む
3.建築の解体・建築の発見:歴史主義建築の功罪 テキスト項目005を読む
4.相反する時代の相貌:アール・ヌーボーとナショナル・ロマンティシズム テキスト項目002、027を読む
5.功利と機能主義:シカゴ派とスカイスクレーパー テキスト項目007を読む
6.理念と機能主義:ウィーンとオットー・ワーグナー テキスト項目003、020を読む
7.構成から構築へ:「コンストラクティビズム」という構想01 ロシア構成主義 テキスト項目033を読む
8.構成から構築へ:「コンストラクティビズム」という構想02 デ・ステイル テキスト項目025を読む
9.マルト・スタムと「バウエン」の思想 テキスト項目035を読む
10.「バウエン」という思想の拡がり:カレル・タイゲ テキスト項目046を読む
11.山越邦彦と「構築」の思想 指定した資料を読む
12.近代建築と色彩:ル・コルビュジエ、テオ・ファン・ドゥースブルフ、ブルーノ・タウト テキスト項目023、025、038を読む
13.ポスト近代建築の先駆:オランダ構造主義 テキスト項目065を読む
14.ソーシャル・ハウジングという課題 テキスト項目030を読む
15.ニュータウンの思想:第二次世界大戦後の都市建設の射程 テキスト項目061を読む

評価方法と基準

評価は中間レポート(40%)および期末レポート(60%)による。総合得点率60%以上を合格とする。

教科書・参考書

矢代眞己ほか、『マトリクスで読む20世紀の空間デザイン』、彰国社、2003
そのほか、授業中に適宜、紹介していく。

履修登録前の準備

特になし。

オフィスアワー、質問・相談の方法

授業時間終了後

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合25%)

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目
対自己基礎力を育成する科目
対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

該当しない

最終更新 : Sat Sep 24 07:38:07 JST 2016