Japanese / English

6M000700

流体制御システム特論

Fluid Control Systems

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

システム理工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授川上幸男この授業の2015年度のアンケートを参照

授業の概要

 本授業では駆動部に流体アクチュエータが用いられた流体制御システムについて解説を行う.油空圧駆動システムは代表的な流体制御システムであり,乗り物,建設機械,産業用ロボット,各種自動機械,高層ビルの耐震装置等,多くの産業分野で応用されている.これら油空圧駆動システムを構成する要素(機器)を重点的に取り上げ,その特徴・用途について紹介し,これらを制御系として構成する場合の設計手法,システムの挙動を把握するための動特性解析・シミュレーション技法について述べる.

達成目標

1.流体制御に必要となる流体の基礎特性について理解する..
2.流体制御システムを構成する機器について理解する.
3.流体制御システムの制御系設計手法について理解する.

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.ガイダンス,流体制御システムの概要 授業の概要,達成目標を確認しておく
2.流体の基礎特性 「流れ学」等で学習した基本的な項目について復習をしておく
3.流体の力学的特性 オイラーの運動方程式,ベルヌーイの式,運動量理論について復習をしておく
4.流体制御システムのための制御工学 「制御工学」で学習した基本的な項目について復習をしておく
5.油圧システムを構成する機器 油圧システムの応用例について調べておく
6.油圧弁の特性 弁における流量と圧力の関係について調べておく
7.油圧システムのモデル化 代表的な油圧アクチュエータについて整理しておく
8.油圧サーボシステム 油圧サーボシステムの構成機器について整理しておく
9.空気圧システムを構成する機器 空気圧システムの応用例について調べておく
10.絞り抵抗要素のモデル化,絞り抵抗容量系のシミュレーション 圧縮性流体の力学的挙動に関する基礎式を整理しておく
11.空気管路系のシミュレーション 流体の管摩擦損失について復習しておく
12.空気圧駆動系のモデル化,速度制御系 代表的な空気圧アクチュエータについて整理しておく
13.空気圧駆動システムの設計手法 空気圧駆動系の構成について整理しておく
14.機能性流体の特性とその応用 機能性流体の種類について整理分類しておく
15.これまでのまとめと期末試験 講義全体の内容をよく復習理解しておく

評価方法と基準

課題レポート(50%)および試験(50%)により評価

教科書・参考書

プリントを用意する.

履修登録前の準備

学部のときに,「制御工学」,「流れ学」に関連する科目を履修していること.

オフィスアワー、質問・相談の方法

随時

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合10%)

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

該当しない

最終更新 : Thu Jun 09 08:18:01 JST 2016