Japanese / English

6M004300

生体高分子工学特論

Advanced biological polymer

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

システム理工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
准教授岩田健一この授業の2015年度のアンケートを参照

授業の概要

 酵素などのタンパク質は非常に小さく、視覚で理解することは難しいが、3次元の世界に存在しているために立体構造を持っている。これらの機能のメカニズムは立体構造に大きく寄与される。そのためタンパク質の立体構造を知ることで得られる情報は大きい。
 この授業では一般的なタンパク質の構造解析手法である「X線結晶構造解析」の原理と手法を学ぶ。また、実際に研究を行う際の例なども取り上げてタンパク質の機能解析について学ぶ。

達成目標

1.タンパク質の結晶化方法を理解する。
2.位相の決定方法を理解する。
3.モデル構造の構築と精密化の重要性を理解する。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.タンパク質の結晶化 教科書第1章
2.X線源と検出器 教科書第2章
3.結晶 教科書第3章
4.結晶によるX線回折の理論1(散乱) 教科書第4章
5.結晶によるX線回折の理論2(電子密度) 教科書第5章、第6章
6.構造因子データの分布と特殊な形式 教科書第7章
7.同型置換法による位相問題の解決方法 教科書第8章
8.位相の改善 教科書第9章
9.タンパク質位相角と絶対配置の決定における異常散乱 教科書第10章
10.分子置換法と直接法 教科書第11章
11.ラウエ回折 教科書第12章
12.モデル情報の精密化 教科書第13章
13.位相情報の組み合わせ 教科書第14章
14.構造の誤りのチェックとタンパク質結晶化の現状 教科書第15章、第16章
15.期末試験と解説 教科書第1章〜第16章

評価方法と基準

課題レポート100%

教科書・参考書

タンパク質のX線結晶構造解析法(J.ドレント著シュプリンガージャパン)

履修登録前の準備

分子生物学、分子遺伝学、タンパク質工学の知識を必要とする。
履修を前提とする科目
生命科学科:分子生物学、生体高分子工学

オフィスアワー、質問・相談の方法

質問は6号館6206にて受け付けます。
月〜金、10:00〜18:00
授業などで席を外している時もあるので事前に連絡をください。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

該当しない

最終更新 : Thu Jun 09 08:40:38 JST 2016