K0930500

建築構造学の基礎

Introduction to Building Structure

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

1

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

実習
教授隈澤文俊この先生のアンケート一覧を参照
教授椛山健二

授業の概要

 建築構造学とはどのような学問でしょうか。この授業はその役割・位置付けについての理解を深めるとともに,それを修得するために必要とされる基礎的な知識を身につけることを目的としています。
 この授業では,構造部材を模擬した模型に対して,簡単な加力実験を実施します。この実習により,構造物に対する力と変形の関係などを視覚的に捉えることができ,建築構造学の概念をより感覚的に理解できるものと考えています。「構造」というと何かと難しく考えがちですが,その導入部を正しく理解することができれば,より身近なものとして建築構造学を受け入れられるに違いありません。この授業は必修科目ではありませんが,「構造力学・演習」をはじめとする建築構造に関する講義内容を理解する上での助けとなりますので,履修しておくことを推奨します。
 この授業では,二つの実習を実施します。これらの実習では,履修生を4班(A〜D班)に分けた少人数制を採用しています。

達成目標

1.建築構造学に関する基礎的な知識を身に付ける
2.工学に必要な計測や数値の取り扱い方を身に付ける
3.測定結果や実験結果をレポートにまとめる方法を身に付ける

授業計画

1.概説1
   ・建築における構造の位置付け
   ・構造力学と材料力学
   ・構造部材の種類
2.概説2
   ・ジェネリックスキルの発達のために
   ・リテラシーの評価と課題
   ・コンピテンシーの評価と課題
3.学修に当たって
   ・履修登録における諸注意
   ・学科カリキュラム
   ・受講ルール
   ・基底科目と学習サポート
   ・GPA制度

実習0 はかってみよう
   ・長さを測ろう
   ・重さを量ろう

全履修生は2班に分かれ,「学修に当たって」と「実習0」に交互に参加する
4.はかった数値の整理
   ・数値の有効桁数
   ・グラフ表示の仕方
   ・レポートの書き方
5.実習1 力・モーメントについて(A班)
   ・力の釣り合い
   ・モーメントの釣り合い
6.実習1 力・モーメントについて(B班)
   ・力の釣り合い
   ・モーメントの釣り合い
7.実習1 力・モーメントについて(C班)
   ・力の釣り合い
   ・モーメントの釣り合い
8.実習1 力・モーメントについて(D班)
   ・力の釣り合い
   ・モーメントの釣り合い
9.実習1総括
   ・実習1の提出レポートについて
   ・計測機器と計測誤差
10.実習2 荷重と反力について(A班)
   ・支点種別
   ・支点反力の算定
11.実習2 荷重と反力について(B班)
   ・支点種別
   ・支点反力の算定
12.実習2 荷重と反力について(C班)
   ・支点種別
   ・支点反力の算定
13.実習2 荷重と反力について(D班)
   ・支点種別
   ・支点反力の算定
14.補足実習
15.総括
   ・講義のまとめ
   ・質疑応答

評価方法と基準

実習ごとの提出レポートおよび課題レポートによる総合評価
実習科目であるため,成績評価のためには授業への参加が大前提
遅刻・欠席には十分留意すること

注)履修登録の取消期間中に取り消し手続きをすることなく履修を放棄しないこと

教科書・参考書

講義内容に関連したプリントを毎回配布

履修登録前の準備

特に必要なし

オフィスアワー、質問・相談の方法

実習終了後の昼休みに,教室もしくは講師室にて対応する
実習は履修生を4班に分けて実施するため,質疑には実習日に当たっていない週の実習終了後の昼休みにも対応する

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が大部分

最終更新 : Sat Sep 24 07:25:02 JST 2016