K0920600

近代建築史

History of Modern Architecture

開講部

工学部

開講学科

建築工学科

開講学年

3年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
講師岩谷洋子この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

20世紀の欧米を中心とする近代建築の歴史を概観した後、戦後日本のモダニズム建築が如何に形成されてきたかを考察する。

達成目標

1.近代建築の歴史に関する基本的な知識を習得する。
2.歴史の中から現代に応用可能なデザインの論理と方法を探るための知見を得る。
3.近代建築を規定する社会の成り立ちや技術の発展を理解する。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.「オリエンテーション:全体の概要と進め方」
・建築史における西欧・日本にとっての近代。
・近代より前の西欧・日本の建築史の概説。
配布資料の確認
2.現代建築への影響:1960年代以降の建築デザインに参照されたモダニズム ノートと授業中に配布された資料の確認
3.「産業革命と建築における技術革新」
・建築における産業革命の意味
・技術革新と新たな美学
・各国における万博
ノートと授業中に配布された資料の確認
4.「近代への都市改造計画」
・ウィリアム・モリスとアーツ・アンド・クラフツ
・パリ、ウィーンの都市改造
・保存と開発の問題
ノートと授業中に配布された資料の確認
5.「欧米における近代建築運動(1)」
・アール・ヌーヴォー
・ゼツェッション
ノートと授業中に配布された資料の確認
6.「欧米における近代建築運動(2)」
・アヴァンギャルドの建築:イタリア未来派、ロシア構成主義
・オランダのデ・スティル
ノートと授業中に配布された資料の確認
7.「欧米における近代建築運動(3)」
・表現主義
・バウハウス
ノートと授業中に配布された資料の確認
8.「欧米における近代建築運動(4)」
・ル・コルビュジエ
・CIAM
ノートと授業中に配布された資料の確認
9.「欧米における近代建築運動(5)」
・アメリカの動向
・ミースのアメリカ時代
・F.L.ライト
ノートと授業中に配布された資料の確認
10.「欧米における近代建築運動(6)」
・北欧の建築:家具デザインからランドスケープまで
・アスプルンド
・アアルト
・ヤコブセン
ノートと授業中に配布された資料の確認
11.「日本建築の西欧化と近代化(1)」
・コンドルの来日
・日本人建築家の活躍
・擬洋風建築
ノートと授業中に配布された資料の確認
12.「日本建築の西欧化と近代化(2)」
・歴史主義
・新技術の導入
・西欧の新思想の導入:分離派建築会
ノートと授業中に配布された資料の確認
13.「日本のモダニズム建築(1)」
・ル・コルビュジエの影響
・ライトの来日
・和風モダニズム
ノートと授業中に配布された資料の確認
14.「日本のモダニズム建築(2)」
・戦後のモダニズム建築
・ポスト・モダン
ノートと授業中に配布された資料の確認
15.「学期末試験」
・試験終了後に回答を解説、総まとめ
テスト終了後、配布回答を用いて解説

評価方法と基準

期末試験80%、演習20%とし、総合点60%以上を合格とする。

教科書・参考書

参考書として、
・鈴木博之他監修『建築20世紀』part I,II、彰国社
・GA『MA(モダン・アーキテクチャー)』全2巻、エー・ディー・エー・エディタ・トーキョー

履修登録前の準備

世界史・日本史の関連する時代の概要を理解しておくこと。

オフィスアワー、質問・相談の方法

講義の後の昼休みの時間

環境との関連

環境教育科目 (環境教育割合50%)

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上

最終更新 : Thu Jun 09 08:41:56 JST 2016