L0694500

データ構造とアルゴリズム2

Data Structure and Algorithms 2

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択必修

系列区分

専門

講義区分

講義
教授五十嵐治一この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

種々のデータ構造と、それを取り扱う基本的なアルゴリズムを通して、アルゴリズムの設計や解析を行うための基本的な手法を習得する。さらに、その基本手法を応用できる能力を養うことを目指す。

達成目標

1.基本的なグラフアルゴリズムを理解する(授業計画の1〜7)。
2.文字列の照合問題のための基本的解法を理解する(授業計画の8〜9)。
3.各種のアルゴリズム設計手法による代表的な問題解法を理解する(授業計画の10〜14)。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.グラフアルゴリズム (I):グラフの表現 シラバスを確認しておく。テキストpp.105-110に目を通す。
2.グラフアルゴリズム (II):幅優先探索 テキストpp.111-113に目を通す。
3.グラフアルゴリズム (III):深さ優先探索 テキストpp.114-117に目を通す。
4.グラフアルゴリズム (IV):最短経路問題(ダイクストラ法のアルゴリズム) テキストpp.118-120に目を通す。
5.グラフアルゴリズム (V):最短経路問題(ダイクストラ法における計算量) 第4回の講義で紹介した例題を自分で解いてみる。テキストpp.121-122に目を通す。
6.グラフアルゴリズム (VI):ネットワークフロー、最大流最小カット定理 テキストpp.123-127に目を通す。
7.グラフアルゴリズム (VII):最大流アルゴリズム テキストpp.128-129に目を通す。
8.文字列のアルゴリズム(I):力まかせ法、ラビン・カープ法、KMP法 テキストpp.131-140に目を通す。
9.文字列のアルゴリズム(II):ボイヤー・ムーア法 テキストpp.141-145に目を通す。
10.アルゴリズムの設計手法(I):再帰、数学的帰納法、ユークリッドの互除法 テキストpp.147-151に目を通す。
11.アルゴリズムの設計手法(II):分割統治法、最大値探索問題、充足可能性問題 テキストpp.152-155に目を通す。
12.アルゴリズムの設計手法(III):動的計画法、フィボナッチ数列、ナップサック問題 テキストpp.156-161に目を通す。
13.アルゴリズムの設計手法(IV):グリーディ法、硬貨の交換問題、最小全域木問題 テキストpp.162-165に目を通す。
14.アルゴリズムの設計手法(V):計算の複雑さ オーダ記法(テキストpp.29-30について復習しておく。
15.期末試験と質疑応答 第1回〜第14回の講義内容を復習し、よく理解しておく。一般的なアルゴリズムが示されたら、それに従って簡単な例題が解けるぐらいに習熟しておく。

評価方法と基準

期末試験により評価する。100点満点で60点以上を合格とする.

教科書・参考書

教科書:浅野哲夫、和田幸一、増澤利光「アルゴリズム論」IT Text 情報処理学会編、オーム社

履修登録前の準備

「データ構造とアルゴリズム1」を履修し、その講義内容を理解していること。

オフィスアワー、質問・相談の方法

後期水曜日12:10-13:00大宮校舎4号館3階講師控室にて。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

該当しない

最終更新 : Thu Jun 09 08:40:11 JST 2016