L0940200

コンパイラ

Compiler

開講部

工学部

開講学科

情報工学科

開講学年

2年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

選択

系列区分

専門

講義区分

講義
教授杉本徹この先生のアンケート一覧を参照

授業の概要

プログラミング言語を処理するためのソフトウェアであるコンパイラについて、その機能、構成、実現方法を解説する。また、理解を確認するために随時演習を行う。
コンパイラについて学ぶことによって、プログラミング言語の仕組みをより深く理解することができる。

達成目標

1.コンパイラの役割がわかる
2.これまでのコンパイラのユーザとして立場から、コンパイラ作成者の立場で言語をとらえることができる
3.コンパイラの構成がわかる
4.コンパイラの実現方法がわかり、それを構築することができる

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.コンパイラの概要: コンパイラとは、変換系と通訳系 教科書1章に目を通す
2.コンパイラの簡単な例: スタック、コンパイラの処理過程 教科書2章に目を通す
3.文法と言語: BNF、構文図式、解析木 教科書3章に目を通す
4.字句解析(1): 文字読み取り、字句読み取り 教科書4章の前半に目を通す
5.字句解析(2): 正規表現と有限オートマトン 教科書4章の後半に目を通す
6.字句解析(3): 字句解析演習 教科書4章の後半に目を通す
7.構文解析(1): 下向き構文解析 教科書5章の前半に目を通す
8.構文解析(2): 再帰的下向き構文解析 教科書5章の後半に目を通す
9.構文解析(3): 構文解析演習 教科書5章の後半に目を通す
10.中間試験と解説 これまでの復習
11.意味解析: 意味解析、記号表、ブロック構造 教科書6章に目を通す
12.仮想マシンと通訳系(1): 仮想マシンとその実現 教科書7章と8章の前半に目を通す
13.仮想マシンと通訳系(2): 仮想マシン語への変換 教科書8章の後半に目を通す
14.発展的な話題: 実際のコンパイラ、最適化 関連事項を調べる
15.期末試験と解説 これまでの復習

評価方法と基準

ほぼ毎回小テストまたはレポートを課し、中間試験、期末試験と併せて評価する。

小テスト・レポート20%、中間試験40%、期末試験40%を100点とし、総合得点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

教科書:「コンパイラ」中田育男著 オーム社

履修登録前の準備

C言語を習得済みであることが必要。
形式言語とオートマトン、プログラミング言語論を履修していることが望ましい。

オフィスアワー、質問・相談の方法

月曜日の昼休み、教員控室にて。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

社会的・職業的自立力を育成しない科目

アクティブ・ラーニング科目

該当しない

最終更新 : Thu Jun 09 08:27:06 JST 2016