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ソフトウェア設計論

Software Design Methodology

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教授松浦佐江子この授業の2016年度のアンケートを参照

授業の概要

ソフトウェア工学では、ソフトウェア要求分析・ソフトウェア仕様・ソフトウェア設計法・ソフトウェア検証技術・保守等のさまざまな概念と方法が研究されてきた。本講義では、オブジェクト指向分析・設計法を対象にして、ソフトウェアの分析・設計法について学ぶ。対象世界のモデリング法や、変更や再利用が容易なプログラム構造を実現する方法について例題を用いて解説し、オブジェクト指向分析・設計のエッセンスを習得することを目的とする。記述には、オブジェクト指向によるソフトウェア開発成果物の統一表記法であるUML(Unified Modeling Language)を用いる。

達成目標

1.ソフトウェア開発工程を理解する。
2.UML(Unified Modeling Language)を読むことができる。
3.ユースケース図・ユースケース記述・クラス図・シーケンス図・ステートマシン図を用いて要求分析・システム分析を実施する方法を理解する。

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.ソフトウェア開発プロセス(1)
 プログラミングパラダイムの変遷
 ソフトウェアライフサイクル
 ソフトウェア工学
 構造化分析・設計
 オブジェクト指向によるソフトウェア開発
 UML(Unified Modeling Language)の概要
シラバスを読む
2.モデリング演習:astahを使用した演習(モデリングツールを使ってみる) 配布資料の予習・復習
3.ソフトウェア開発プロセス(2)
- 構造化分析・設計
- UML(Unified Modeling Language)の概要
要求分析 ワークフローの定義 ユースケース分析とは
配布資料の予習・復習
4.要求分析 アクティビティ図+クラス図によるユースケース分析:astahを使用した演習 要求分析課題 配布資料の予習・復習
5.要求分析(3)ユースケース分析 アクティビティ図+クラス図:astahを使用した演習 レビュー 配布資料の予習・復習
6.構造の分析 クラス図 クラスの関係 配布資料の予習・復習
7.振る舞いの分析 アクティビティ図からシーケンス図 配布資料の予習・復習
8.構造と振舞いの分析 クラス図+シーケンス図:astahを使用した演習 配布資料の予習・復習
9.振る舞いの分析 ステートマシン図 配布資料の予習・復習
10.システム分析:astahを使用した演習 システム分析課題 配布資料の予習・復習
11.設計                
 設計クラスの導入
 クラスの設計
 関係の設計   
システム設計から実装へ:
配布資料の予習・復習
12.システム設計から実装へ:astahを使用した演習 システム設計課題 配布資料の予習・復習
13.ソフトウェアの再利用性:デザインパターン 配布資料の予習・復習
14.ソフトウェア開発プロセス・最近の話題
UP(Unified Process)・XP(Extreme Programming)
MDA(Model Driven Architecture) 
まとめ
配布資料の予習・復習
15.期末テストと講評 全体の復習

評価方法と基準

評価は授業中に行う演習課題(30%)、期末試験(70%)により総合的に判断する。

教科書・参考書

最初の授業で指示する。

履修登録前の準備

特になし。

オフィスアワー、質問・相談の方法

研究室にいるときはいつでもどうぞ。不在の場合はメールでアポイントメントをとってください。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が概ね半数

最終更新 : Sat Sep 24 07:29:38 JST 2016