Japanese / English

2M992000

生体材料特論

Methods in Biomaterial Science and Bioorganic Chemistry

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

材料工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

後期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授松村一成この授業の2013年度のアンケートを参照

授業の概要

医用生体工学に用いられる生体適合材料、廃棄材料が引き起こす環境問題に対する一つの答えとしての生分解性材料、生命体に学ぶ新規機能材料であるバイオミメティック材料など、現代の生命科学と材料科学は密接な関係を持っている。これらの境界領域の研究分野の手法として不可欠な生体機能関連化学を受講者を講師とした模擬授業によって理解を深める.なお、履修者によって下記の内容は若干修正する予定である.

授業の目的

生体機能関連化学分野で常用される分析・解析方法、およびその理論的背景となる生物物理の基本的な知識を理解する。

達成目標

1.生体機能関連化学分野で常用される分析・解析方法を修得する
2.機器分析とその理論背景となる物理化学を相互補完的に理解する
3.生体材料研究で使われている機器分析の実際を理解する

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.ガイダンス 日頃の生体関連科学の話題に親しんでおく
2.1階酸解離反応の説明 材料基礎実験I(pH滴定)の復習
3.2階酸解離反応の説明 材料基礎実験I(pH滴定)の復習
4.1:1錯体の結合定数 有機反応(酸解離定数)の復習
5.1:2錯体の結合定数 有機反応(酸解離定数)の復習
6.NMRスペクトル滴定の結合定数の決定 卒業研究での機器分析の復習
7.CyDの包接反応の熱滴定を用いた測定 卒業研究での機器分析の復習
8.反応速度解析の復習 有機反応(反応速度論)の復習
9.反応速度解析ソフトウェア キャラクタUIでのソフトウェア実行に慣れておく
10.NMRによる速度定数の決定方法の紹介 有機反応(反応速度論)の復習
11.サイクリックボルタンメトリーの説明 材料電気化学の復習
12.サイクリックボルタンメトリーを用いた研究 材料電気化学の復習
13.総合演習 これまでの講義の復習
14.生体材料研究と機器分析化学 日頃の生体関連科学の話題に親しんでおく
15.総括 これまでの講義の復習

評価方法と基準

各講義での担当項目の説明内容で60%(作成資料の内容(明確さ)30%、口頭での試問結果30%)分、各講義のミニテストで40%を評価する。

教科書・参考書

生体機能関連化学実験法 日本化学会生体機能関連化学部会編

履修登録前の準備

学部専門科目の分析化学実験などを復習し、機器分析についての知識を再確認すること

オフィスアワー、質問・相談の方法

講義時間の前後を中心に、在室時ならいつでも。メールでの連絡も可。

環境との関連

環境に関連しない科目

地域志向

地域志向ではない科目

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加を取り入れた授業が1コマ分以上

最終更新 : Thu Jun 09 09:39:38 JST 2016