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5M997200

建築・地域プロジェクト演習

Area Management and Architectural Design Studio

開講部

大学院理工学研究科 修士課程

開講学科

建設工学専攻

開講学年

1年次

開講時期

前期

単位数

2

単位区分

特修

系列区分

特論

講義区分

講義
教授澤田 英行この授業の2016年度のアンケートを参照
教授中村 仁
教授作山 康

授業の概要

本授業は、まちにおける自然・社会環境や各種の情報を多角的に調査・分析することで、地域に潜在する問題を発見し、その解決策を建築と地域の関係において考察するものである。首都圏郊外の中心市街地を対象とし、地域活性化などのまちづくりの視点を持った、企画・地域計画・建築設計・リノベーション・コンバージョン・ランドスケープデザインなどの設計手法を総合的に学ぶものでもある。
複数の担当教員によるデザイン・スタジオ形式の設計演習.「地<知>の拠点整備事業:COC」及びインターンシップ関連科目.

授業の目的

本授業の目的は、各種の数値的・文化的情報の分析を背景にした、まちづくりにおける企画・計画・設計の実践的な方法論を学ぶことである。また、対象とする地域社会の生活・活動をより豊かにする建築・地域デザインを具現化する上で必要とされるプロセス・方法・技術などの技量の向上も目指す。

達成目標

1.現地調査や文献、関係機関などから得た情報を整理・分析し、具体的な設計提案へと結び付けるための「問題発見・問題解決」のプロセスを構築できる
2.行政や地域住民とのコラボレーションを円滑に図るための、実践的な効果的なプレゼンテーションと応答ができる
3.グループワークの実践を通して、チームでの「合意形成」、関係者への「説明責任」の重要性を理解する

授業で使用する言語

日本語

授業計画


【授業計画】【授業時間外課題(予習および復習を含む)】
1.ガイダンス:課題の説明、「問題発見・問題解決」に関する基礎的知識 前年度の課題内容と発表プロセス・内容の閲覧と理解
2.第1段階:調査・分析・方針策定
対象地域と敷地の調査と情報収集
対象地域の決定と予備調査
3.データ分析及び問題発見 前授業で指摘された内容の把握と修正及び提案
4.問題解決に向けた企画・計画の方針及びテーマの発表 前授業で指摘された内容の把握と修正及び提案
5.エスキスと討議 その1:まちづくりの方針策定(1) 前授業で指摘された内容の把握と修正及び提案
6.エスキスと討議 その2:まちづくりの方針策定(2) 前授業で指摘された内容の把握と修正及び提案
7.中間発表・講評 テーマに基づく図面としてのビジュアルな提案
8.第2段階:企画・設計提案
まちづくりの方針、テーマを踏まえた対象地域・敷地選定の発表
前講評で指摘された内容の把握と修正及び新たな提案
9.エスキスと討議 その3:ハード(交通・道路・建物など)とソフト(法律・機能・コスト・ユーザー・維持管理)の両面からの検討 その1 前授業で指摘された内容の把握と修正及び新たな提案
10.エスキスと討議 その4:ハード(交通・道路・建物など)とソフト(法律・機能・コスト・ユーザー・維持管理)の両面からの検討 その2 前授業で指摘された内容の把握と修正及び新たな提案
11.エスキスと討議 その5:ハード(交通・道路・建物など)とソフト(法律・機能・コスト・ユーザー・維持管理)の両面からの検討 その3 前授業で指摘された内容の把握と修正及び3次元化された提案
12.エスキスと討議 その6:提案・設計内容の妥当性検討(1) 前授業で指摘された内容の把握と修正及び3次元化された提案
13.エスキスと討議 その7:設計内容の妥当性検討(2) 前授業で指摘された内容の把握と修正及び3次元化された提案
14.エスキスと討議 その8:最終提案書の確認 前授業で指摘された内容の把握と修正及び3次元化された提案
15.最終発表と講評:地域住民への提案 最終発表に向けた提案

評価方法と基準

成績評価は,次の方法と割合で行う:
-演習中での討議を通じての課題の理解や調査分析の成果(20%)
-中間発表の成果(20%)
-全体課題の設計内容と表現能力(60%)
で評価し、総合点60点以上を合格とする。

教科書・参考書

澤田研究室HPに掲示されたプロジェクト作品、レポート、事例研究、まちづくり関連調査資料など。

履修登録前の準備

地域社会型施設やまちづくりの事例文献や実物の調査をしておく。

学習・教育目標との対応

-複雑化、多様化する現代社会において、建築設計とまちづくりを一体的に把握し、問題発見・解決を図ることができる。
-設計意図を効果的に他者に伝達しうる、図面表現・テキスト・模型・コンピュテーショナルな手法(BIM・ICT)などを授業の内外で修得し、対象とする事象の問題の特定、解決方法の検証、解決策の妥当性確認、設計提案の説明に援用することができる。
-異分野融合を前提とした研究活動で貢献するために、協働(コラボレーション)のための知識・プロセス・方法・技術を理解し、チームデザインに生かすことができる。

オフィスアワー、質問・相談の方法

基本的にはメールで対応
面談が必要な場合は、毎週月曜日12:45〜13:00

環境との関連

環境関連科目 (環境教育割合25%)

地域志向

地域連携PBL

社会的・職業的自立力の育成

知識活用力を育成する科目
対人基礎力を育成する科目
対自己基礎力を育成する科目
対課題基礎力を育成する科目

アクティブ・ラーニング科目

能動的な学修への参加による授業が大部分

最終更新 : Mon Jul 24 04:00:47 JST 2017